(06/04/30) (秘)女郎責め地獄(1973/日本/監督:田中登)
(06/03/15) マンダレイ(2005/デンマーク=スウェーデン=蘭=仏=独=米/監督:ラース・フォン・トリアー)
(06/02/08) ミュンヘン(2005/アメリカ/監督:スティーヴン・スピルバーグ)
(05/12/22) マシニスト(2004/スペイン=米/監督:ブラッド・アンダーソン)
(05/12/11) メゾン・ド・ヒミコ(2005/日本/監督:犬童一心)
(05/11/27) マダムと奇人と殺人と(2004/フランス=ベルギー=ルクセンブルク/監督:ナディーヌ・モンフィス)
(05/11/25) 息子のまなざし(2002/ベルギー=仏/監督:リュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ)
(05/09/28) モンスター(2003/アメリカ=独/監督:パティ・ジェンキンス)
(05/09/24) ミトン(1967/ソ連/監督:ロマン・カチャーノフ)
(05/09/20) マーズ・アタック!(1996/アメリカ/監督:ティム・バートン)
(05/09/13) メイド・イン・ホンコン(1997/香港/監督:フルーツ・チャン)
(05/09/10) 魔界転生(2003/日本/監督:平山秀幸)
(05/08/14) モンスーン・ウェディング(2001/インド=米=仏=伊/監督:ミーラー・ナーイル)
(05/07/27) メリーに首ったけ(1998/アメリカ/監督:ファレリー兄弟)
(05/05/05) 魔界転生(1981年/日本/監督:深作欣二)
(05/05/01) モンスターズ・インク(2001/アメリカ/監督:ピート・ドクター)
(05/04/12) 盲獣VS一寸法師(2001/日本/監督:石井輝男)
(04/05/24) ミニミニ大作戦(2003/アメリカ/監督:ゲイリー・グレイ)
(03/09/06) 幻の湖(1982/日本/監督:橋本忍)
(02/09/17) メメント(2000/アメリカ/監督:クリストファー・ノーラン)
(02/03/31) マグノリア(1999/アメリカ/監督:ポール・トーマス・アンダーソン)
(02/02/25) 無問題〜モウマンタイ〜(1999/香港/監督:アルフレッド・チョン)
(02/02/20) マトリックス(1999/アメリカ/監督:アンディ・ウォシャウスキー&ラリー・ウォシャウスキー)
(02/02/20) 真夏の夜の夢(1999/アメリカ/監督・マイケル・ホフマン)

2006年04月30日

(秘)女郎責め地獄(1973/日本/監督:田中登)


“田中登の官能美学”にて。

百文女郎、死神おせん(中川梨絵)の苦界に居直って生きる姿を活写した名作。田中陽造の絶妙な脚本、高村倉太郎(キャメラ)、熊谷秀夫(照明)の名人芸が奇跡のように融合し、黒子を使っておせんが人形振りで踊る名場面の様式美は語り草になっている。

強烈なタイトルほどにはハードな性描写はないものの、全編こだわりの様式美とあいまって、すこぶる官能的。
石畳に墨で描かれたスタッフ・出演者・そしてタイトルのクレジットがパンするオープニングからぐぐっと引き込まれてしまう。

中川梨絵は現代的な顔立ちで、大きな眼が印象的。美人というより、ふっくらした愛らしい容貌である。
交わる男は次々と変死、“死神”という物騒な異名をとるおせんだが、気っぷのよさと気丈さと、情の深さをあわせもつ魅力的な女性。亭主きどりのヒモ・富蔵に売られ、多勢の男になぶりものにされても、富蔵にすがられ強く抱かれると捨てることができないのだった。
ときには甘くささやいて男を誘い、ときにはドスをきかせて男をはねつける、中川梨絵の柔軟な演技がいい。
富蔵が刺されて死んだと思いこみ、供養と称して死体から切り取った指を身体に這わせるシーン、黒子姿の男に抱かれ、人形になりきって操られるおせんと人形浄瑠璃がカットバックするシーンなどはゾクゾクするほど妖しく美しく、また物哀しく、魅入られるようにスクリーンに釘付けになってしまった。

豊かな色彩美と、生き生きとした人間描写。ロマンポルノという枠にとらわれずに観ても、極めて面白く、豊潤な日本映画である。

ラピュタ阿佐ヶ谷はとても雰囲気の良い名画座なのだが、男性ばかりのレイトショーに紛れ込んでのロマンポルノ鑑賞はさすがに肩身がせまかった。たぶん、同席の男性諸氏も気詰まりだったことと思う。
でも、「実録 阿部定」(5/13-19)「江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者」(5/27-6/2)「(秘)色情めす市場」(6/17-23)あたりは観ておきたいので、また行っちゃおう。

評価:★★★★☆
(秘)女郎責め地獄(秘)女郎責め地獄
中川梨絵 田中登 山科ゆり

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2006年03月15日

マンダレイ(2005/デンマーク=スウェーデン=蘭=仏=独=米/監督:ラース・フォン・トリアー)

シャンテ シネ@日比谷】

レディースデイなのに、劇場は思いのほか空いてて拍子抜け。
昨年のディア・ウェンディ(2005/デンマーク/監督:トマス・ヴィンターベア)(トリアー脚本)も、心配になるほどガラガラだったしねぇ。
トリアーって、人気があるのかないのかよくわかんないね。

manderlay.jpg1933年。ドッグヴィルをあとにしたグレース(ブライス・ダラス・ハワード)は、父親らと共に新たな居住地を求めてアメリカ深南部へとやって来る。やがて“マンダレイ”という名の大農園にたどり着いた彼らは、そこで驚くべき光景を目にする。白人が黒人を鞭打っていたのだ。70年以上も前に廃止されたはずの奴隷制度がここには残っていた。グレースは黒人たちを今すぐ解放し、彼らに自分たちの権利と民主主義を教育しなければならないとの使命感に駆り立てられる。そして、父親の制止を振り切りさっそく行動に出るのだったが…。

アメリカ3部作の第2弾となる本作は、前作ドッグヴィル(2003/デンマーク/監督:ラース・フォン・トリアー)よりややパワーダウンとの評が多いようだが、いやいやどうして、良いじゃないの。個人的には、前作に勝るとも劣らないと感じた。
前作から踏襲された、殺風景な舞台装置(セットなし)のパンチ力が薄れたのはしょうがない。単に観客が慣れちゃっただけである。
このスタイル、一瞬で村全体が見渡せて、主要人物がどこで何をしているのか一目瞭然という、神の視点をもたせる効果がある。ドッグヴィルやマンダレイの矮小さや閉塞性が劇的に際立ち、ホントに感心してしまう。ほんのちょっとだけ、宇宙から地球を見おろす神の気分が味わえるのだ。

それにしてもグレース嬢はドッグヴィルで一体何を学んだのやら。
権力を行使し単純に理想を押し付けるのみで、複雑怪奇な人間心理や事象の本質を見極めようとしない。むしろ一層バカになってしまったかのようであるw
受けるイメージも、ニコール・キッドマンの演じた前作のグレースとの連続性は薄いが、同人物だったらかえって違和感があったかもしれないほどキャラが変わっている(退行してるw)気がした。

グレースの浅はかさは、そのまんまアメリカの矛盾である。
正義感が強くて一本気、権力もあって頼りになりそうだけれど、実際は視野が狭くて価値観の多様性が認められない。
なにごとも原因があって、結果がある。己の価値観にそぐわない結果だけを見て短絡的に決め付けるのは、愚か者のすることだなぁと考えさせられた。

毒っ気たっぷり、あとをひく作品。

評価:★★★★☆

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2006年02月08日

ミュンヘン(2005/アメリカ/監督:スティーヴン・スピルバーグ)


munich.jpg1972年9月、ミュンヘン・オリンピック開催中、武装したパレスチナのテロリスト集団“黒い九月”がイスラエルの選手村を襲撃、最終的にイスラエル選手団の11名が犠牲となる悲劇が起きる。これを受けてイスラエル政府は犠牲者数と同じ11名のパレスチナ幹部の暗殺を決定、諜報機関“モサド”の精鋭5人による暗殺チームを秘密裏に組織する。チームのリーダーに抜擢されたアヴナー(エリック・バナ)は、祖国と愛する家族のため他の4人の仲間と共に冷酷な任務の遂行に当たるのだが…。

私のように、(例によって)ほとんど予備知識ナシで観るのはやや無謀。事前に事件の背景を予習しておいたほうがスムーズに鑑賞できる。

こういったドキュメンタリー的な性格を持つ作品は、感想などたいして意味がないように思う。何を汲み取り、自分の中でどう消化し、どこに正義の指針を置くか。
国家の報復合戦という愚かしい現実を描いた本作に、感動や共感はない。
映画を観るにおいて、登場人物の誰にも共感できないというのはけっこうツライことだ。鑑賞後もずっしりと疲労感が残る。
もちろん、テロリストや暗殺者をカッコよくスマートに描いても意味がない。苦悩し、自問し、自我が崩壊していく暗殺者を見て、なんて愚かなんだろうと思わせてくれればいい。

このような映画が面白いわけがない。
とにかく暗くて重くて長い作品だけれど、このような事実を知り、現実を再確認することに自分なりの意義を見出せば良いのではないだろうか。

評価:★★★☆☆

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2005年12月22日

マシニスト(2004/スペイン=米/監督:ブラッド・アンダーソン)

新文芸坐@池袋】

シネマ・カーテンコール2005 「極限状況からの脱出!!」にて。

機械工のトレヴァー(クリスチャン・ベイル)は、極度の不眠症で1年間ほとんど眠れずにいた。ある日、トレヴァーは新入りの溶接工、アイバンに気を取られ、仲間の腕を機械に巻き込む大事故を起こしてしまう。上司や同僚は、アイバンという男は存在しないと、トレヴァーに不信感を抱く。同じ頃、トレヴァーの自宅の冷蔵庫には、身に覚えのない不気味な首吊りゲームの絵が張られていた。誰かが自分を陥れようとしている、そう信じたトレヴァーは、ますます精神を蝕まれていく。

何がスゴイって、やはりクリスチャン・ベイルの地獄の餓鬼のようなガリガリっぷり。
命を削った痩せかたで、よくこれで映画の撮影に臨めたなぁと思うほど。役者の気迫と執念を感じる。

男はなぜこれほど痩せてしまい、眠れずにいるのか。
その原因のヒントはあちこちに散りばめられている。
トレヴァー以外には感知できない存在のアイバンが最大のヒントでありながら、おそらく誰でも早いうちからオチが読めてしまうというのは、脚本の弱さと思わせるが、実際は計算のうちだと思う。
そういう映画ってたくさんあるし、アイバンの正体は添え物的な存在にすぎじゃないんじゃないかな。
それよりも、緻密に張り巡らされた伏線や、全編に漂うイヤーな空気を楽しむべきかと。
メタファーの散りばめ方にかなり凝ったものが感じられ、ネタが割れたところで退屈はしない。

トレヴァーの勤める工場や、遊園地のルート666の雰囲気はすごくよかった。
ルート666、怖っ。途中で出てきたモーテルで、何やら怪しい影絵が蠢いていたけれど、あれは何だったんだろう。

ラストはきちんとピースがおさまり、スッキリ腑に落ちた心持ちで席を立つことができた。
クリスチャン・ベイルの鬼気迫る役者バカっぷりもさることながら、不快感を煽る映像と音楽が功を奏し、根っこのところの恐怖感をそそるという意味で、秀逸なサイコサスペンス映画。
睡眠不足って怖ろしい、ね。

評価:★★★★☆
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2005年12月11日

メゾン・ド・ヒミコ(2005/日本/監督:犬童一心)


himiko.jpg吉田沙織(柴咲コウ)は、ある事情で借金を抱え朝から夜まで働き通しだった。ある雨の日、彼女のもとに若くて美しい男が訪ねてくる。岸本春彦(オダギリジョー)…彼は、沙織が幼い頃に沙織と母親を捨てて出て行った父の恋人だった。沙織の父照雄(田中泯)は、今ゲイのための老人ホームを創設、その館長を勤めているらしい。春彦の申し出によって、沙織はその老人ホーム“メゾン・ド・ヒミコ”の手伝いを始めることになった。個性的な住人達と接するうちに、沙織の心は大きく揺れ動く…。

独特の生々しいセリフ廻しと、キャスティングの妙が光る。
印象に残ったのは、やはりヒミコの「 あ な た が す き よ 」だろうか。この一言で、ヒミコの背負ってきたものと捨ててきたものが一瞬で溶解してしまうのではないかという気さえした。

オダギリジョーと柴咲コウ、縮まったり遠のいたりするなんとも微妙な距離感をみごとに表現していた。ふたりの作り出す、なんだかいたたまれない空気感は絶品。

全体としては、マイノリティで被差別対象であるという特殊性を免罪符に、全員が馴れ合っているようで、誰にも共感は持てなかった。たとえば多額の借金作って家族を捨てるような男とどこが違うのか、私には理解できないね。沙織の母親が、自分を捨てた男を憎みきれなかったのはなぜなのか、そこがキーポイントであるような気がするのだが。
その点、沙織の苛立ちや怒り、常に仏頂面のキャラは理解しやすい。私は家族であれ、相容れない他者とわかりあう必要はないと思っているが、それがどんなに沙織を苦しめてきたかもわかる気がする。
安易に父親を受け入れようとはしないところはリアルで、いとおしかった。

それにしても、最近の邦画って、“淡々としたゆるい空気感”ばっかり。
嫌いじゃないけど、おかゆばっかり食わされても腹は満たされない。
もっと熱い映画撮ってくれる監督はいないのかなぁ。

評価:★★★☆☆
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2005年11月27日

マダムと奇人と殺人と(2004/フランス=ベルギー=ルクセンブルク/監督:ナディーヌ・モンフィス)


青山劇場で「リトルショップ・オブ・ホラーズ」のミュージカルを観た帰りに。

経験上、映画のハシゴはへっちゃらなのだが(しょっちゅうダ)、舞台−映画のハシゴはキツイ。
舞台ってのは余韻が深いもので、次に何を見ても印象が薄くなってしまうのである。
わかっていたのに、場所的にも時間的にもちょうどよかったのでハシゴしてしまった…。
リトルショップ〜は軽いノリのミュージカルなので油断していたが、やっぱり失敗だったなぁ。この映画、公開前から楽しみにしていたのに、もうずっと "little shop, little shop of horrors♪" のナンバーが頭ん中ぐるぐるしちゃって。

madame.jpg墓で若い女性の死体が発見された。レオン警視(ミシェル・ブラン)はさっそく現場に向かうが、これは、連続殺人事件の始まりに過ぎなかった! 彼は下宿つきのビストロ“突然死”にも聞き込みに入る。ここには個性的な面々が集まっていた。おかまのイルマ(ディディエ・ブルドン)、芸術家気取りでマズイ料理を出すコック、いつも鳥を連れてやってくる老人etc。そんな中、イルマの娘が父を訪ねてやってくる。娘はおかまのイルマを受け入れるだろうか? そして殺人事件の行方は?

“突然死”のおかしな常連客以外にも、編み物好きの警視、その母親の懸賞マニア、ボヤく犬、役に立たない部下、イカレたファッションの秘書など、かなり素敵なメンツ。
その中ではレオン警視とイルマの娘が一見まともに見えるが、なんの葛藤もなく周囲の奇人たちやおかまの父親を受け入れているあたり、柔軟性ありすぎである。

どこまでが個性で、どこからが奇人なのか。
ありのまま生きてこそ、人をありのままに受け入れることができるんだという簡単な図式が、カラフルな世界観に込められている。
簡単そうに見えて、とっても難しいことなんだけどね。
本作に登場する奇人たちは、キュートで前向きで、本質を見極めることができる人たちばかり。こんなふうに生きてくことができたらいいなぁと思わせられる素敵な映画である。

関係ないけど、先週はダルデンヌ兄弟の旧作上映に通いつめてたし、図らずも一人ベルギー映画祭りをやっていたことに気づいた。
どことなく土や埃の匂いがしてきそうなベルギー映画、いい感じだね。

評価:★★★☆☆

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2005年11月25日

息子のまなざし(2002/ベルギー=仏/監督:リュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ)


2005年度カンヌ映画祭パルムドール受賞「ある子供」公開記念・ダルデンヌ兄弟特集上映にて鑑賞。

同じ特集上映で、「イゴールの約束」「ロゼッタ」を観て、非常に好みの作風であったため、すぐにこれも観る。
奇しくも製作年順の鑑賞となったが、この兄弟監督の作品はどんどんシンプルに、そして研ぎ澄まされていくようである。

lefils.JPG職業訓練所の木工クラスを受け持ち、少年たちに技術を教えているオリヴィエ(オリヴィエ・グルメ)。新たに入所したフランシス(モルガン・マリンヌ)という少年が木工クラスを希望したが、オリヴィエは手一杯だという理由で断ってしまう。ところが、オリヴィエはなぜかフランシスが気になる様子。結局オリヴィエは後日フランシスを自分のクラスに受け入れるのだったが…。

典型的な職人肌のオリヴィエは、寡黙で無愛想。元妻の「なぜ訓練所を辞めないの」という問いに「教えることが好きなんだ」というセリフがあり、少年たちを育てることに情熱を注いでいるのがわかるのだが、ふだんの指導ぶりを見ても、ぶっきらぼうな口調で必要最低限のことしか言わない。
おそらくは生来の資質でもあるのだろうが、過去の不幸なできごとが彼の人生に暗い影を落としているのは明らかだ。元妻と別れたのも、その事件が原因の一端であったことも想像に難くない。
突然、その事件の元凶である少年フランシスが眼の前に現われ、動揺するオリヴィエ。
しかし前半ではふたりの関連性は明らかにされないので、オリヴィエのフランシスへの関心が何に起因するものなのか、まったく予測がつかないのだ。

同じ立場であったならば、多くの人はオリヴィエの元妻のようにパニックに陥るだろう。
もちろんオリヴィエも、とことんまで糾弾し懺悔させたい気持ちもあるはずだ。人間だから当然のことである。
本作もまた、極力センチメンタリズムを廃し、主人公の心情に踏み込まないつくりになっているので、オリヴィエがいったい何を考えているのかわからない。フランシスへの指導や少ない会話を通して、少年の本質を見極めようとしているのか、あるいは何かとてつもないことをたくらんでいるのか、作業場や車中での微妙な距離感が薄氷を踏むような緊張感を伴い、痛いほどである。

オリヴィエは最後まで少年の名前を呼ばなかったし、少年は睡眠薬を常用するほど情緒不安定で、彼なりに苦しんでいるのもわかる。
そんなふたりが今後どのような関係を築いていくのか、ほとんど予測できない終わり方が深い余韻をもたらす。逆に、いかようにも考えられる余地があるということ。
フランシスを受け入れたように見えるオリヴィエだが、この先もきれいごとでは済まされない葛藤があるだろう。
深い絶望や大きな罪を抱え、果たしてどのように生きるのが人間らしいのか、そんなことを考えながら帰途についた。

評価:★★★★☆

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2005年09月28日

モンスター(2003/アメリカ=独/監督:パティ・ジェンキンス)


私にとって、シャーリーズ・セロンはかなりどうでもイイ女優なので、話題になった変貌ぶり(13kg増量、歯型、特殊メイク)はいまいちピンとこなかったが(そもそも美女バージョンもよく思い出せない)、その気迫あふれる演技に冒頭から釘付けにさせられた。
実際の事件は、なんとなくどこかで読んだかな? 程度の知識。犯罪実録ものはそれなりに読む私だが、どうしたってシリアル・キラーといえば男性のほうが派手で鮮烈な要素が多いしねぇ。

娼婦としての生活に疲れきったアイリーン(シャーリーズ・セロン)は、手持ちの5ドルを使い切ったら自殺しようと考えていたが、ゲイの集まるバーで、同性愛者のセルビー(クリスティーナ・リッチ)と出会い、ともに惹かれあう。ふたりで新しい生活を始めるために客を取ったアイリーンは、サディストの客に殺されかけて、反射的に相手を射殺してしまった。その日からふたりの逃避行が始まったが、まともな職に就くことができないアイリーンは次第にセルビーのわがままに追い詰められていく。

ものの本によると、レズビアンの関係は、肉体や精神構造が似通っているために、わずかの期間で行き詰まってしまうことがあるそうだ。このふたりもお互いをさらけ出すほどに、感情がぶつかり合い、逼迫した関係になっていくのにひやりとする。

誰にも頼らず生きてきたアイリーンが、一人では生きていけないセルビーと出会ってしまったことにより、もともと歯車の狂っていたアイリーンの人生がさらに軋み始める。
相性が悪かったのか、それとも良すぎたのか、典型的な共依存の関係に陥っていくふたりだが、物理的に依存しているセルビーと、精神的に依存しているアイリーン、どちらがより深みにはまっているかといえば、これは断然アイリーンの方だ。セルビーはアイリーンがいなくてもパパの元に戻って暮らせていただろうが、アイリーンはセルビーなしでは生きていけなかった。
いつか自分をスターにして豊かな生活を与えてくれる男性が現れると思っていたアイリーンが、セルビーと出会ったことで価値観が逆転してしまったのだ。毎日パーティをして、海のそばの家を買ってあげるとかいうのは、アイリーンが男性に求めていた生活そのものなんじゃないだろうか。自分が求めていたものを、セルビーにしてあげる。セルビーを幸せにすることは、自分を幸せにすることに他ならないから。
セルビーといるときのアイリーンは、肩を抱き寄せたりお姫さま抱っこしてみたり、男性を意識した立ち居振る舞いだ。これからは、求めていた男性像は自分に投影するのだから、もう男性はいらない。それなのに女として、嫌悪の対象でしかない男と寝るしか生活の糧を得る手段がないという矛盾。アイリーンの殺人は、仕方ないことではなく、必然にも思える。

実際の事件は、セルビー(実名とは異なる)のほうも犯罪に手を貸していたようだが、映画では彼女はあくまでも無垢な守られるべき存在として描いていることの効果は大きい。観終わった後、意外なことにアイリーンよりもセルビーに対する不快感のほうが勝るのだ。アイリーンのしたことは許されないが、セルビーの無垢な悪意もまた罪。売春は良いことではないが、買う側の罪はより大きい。相手が売春婦だから何をやっても良いわけではもちろんない。そして、幼いころのアイリーンを虐待しトラウマを植えつけ、幸福とは無縁の人生を強いた人々。
果たしてモンスターは誰だったのか。いや、モンスターでない人間など存在するのか。

選択肢を迷うだけの余地がある自分に、アイリーンの人生が重くのしかかってくる。

【★★★★☆】

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2005年09月24日

ミトン(1967/ソ連/監督:ロマン・カチャーノフ)

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miton.jpg

40年近く前のソ連のパペットアニメーション。
人形アニメといえば、私は断然ヤン・シュヴァンクマイエルが好きだが、傾向は明らかに異なる。とにかく可愛いくて、ほっこりする作品。子どもから大人まで安心して楽しめる。まぁ、いちばんウケるのは雑貨好きの女性かな。

表題作「ミトン」の他、「ママ」「レター」と3本収録されている。それぞれ10分くらいでボリューム的にはちょっと物足りない気もするのだが、短いながらも非常に丁寧に作りこまれているので、観る価値は大いにありです。
3本ともよくできているが、意外と私は「レター」が好きだったりして。ミトンも可愛いけどね。

【★★★☆☆】

ミトン
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2005年09月20日

マーズ・アタック!(1996/アメリカ/監督:ティム・バートン)


火星人襲来! 米国大統領(ジャック・ニコルソン)は、彼らの訪問は友好的な目的だと信じ、歓迎セレモニーを行おうとするが、UFOから降りた火星人はその場で大虐殺を始めた。文化的な勘違いだろうと解釈した米国首脳陣は火星人とコンタクトをとり、議会で謝罪するという申し出を受けるが、議会はまたも大虐殺の嵐に……。

(当時の)最新技術でB級テイストあふれる映画を造るという目論見がややあざとい気がしないでもないが、まぁまぁ、深く考えずに観たらいいじゃん、という映画。

「我々ハ友好ノ使者ダ」と嘘八百を並べたて、大統領以下、地球の善良な人々を躊躇なく殺しまくる火星人。そもそも、怪しげな宇宙翻訳機が間違ってんじゃないかという気もするが……。
でもこれ、うまいこといって先住民を蹂躙し、今またイラクを支配しようとしているアメリカそのものの壮大なパロディなのかもね。
地球を救うのが、世界のリーダー・米国大統領ではなく、ホワイトトラッシュの老婆と少年というあたりも意味深?

見た目もグロいが、性質も残忍な火星人。最後まで何を考えているのかまったくわからないまま終わるところが不気味です。地球を侵略しようとしていたのか、純粋に殺戮が好きなのか、あるいは単に暇つぶしなのかも。中途半端な意思疎通があることもなく、理解不能な存在として描ききっているのがイイ。

願わくば、地球とファーストコンタクトする異星人が、平和的で理性的な種族でありますように……。
スタートレックのような未来が展けるといいなぁ。

【★★★☆☆】

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2005年09月13日

メイド・イン・ホンコン(1997/香港/監督:フルーツ・チャン)

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中国返還直前の香港。下町の低所得者層アパートに住む少年・チャウ(サム・リー)は、中学を出て定職に就くこともなく、知的障害をもつ弟分のロン(ウェンバース・リー)を連れて借金の取り立てをしている。ある日、取り立て先で可憐な少女・ベン(ネイキー・イム)と出会う。一方、女子高生の飛び降り自殺に出くわしたロンは、少女の遺書を拾い持ち帰るが、その日からチャウの周囲に不幸なことばかり起こり始めた。

国返還前の先の見えない不安や不満を抱え、不透明な青春を過ごす少年たちの得体のしれないパワーがみなぎる。同時に、常に画面を覆うブルーが“死”を暗示させ、みんな自滅に向かっているようで、とてつもなく陰鬱な映画である。
スタイリッシュな映像と、魅力的なキャラクターに救われる部分もあるが、これがリアルな返還前の香港の姿だったのであれば、本当にやりきれない。常にタイミングがずれている彼らの邂逅が、どうにもならない宿命をより強調しているような気がした。

知的障害者のロンは、いつも金持ちの学校の制服を着た少年たちにいじめられている。そんなロンのためにいつも仕返しをしているチャウだが、同じ制服の少年が、実の娘(少年の妹)をレイプした父親の腕を切り落とすところを目撃して、何かを悟るシークエンスはとても衝撃的だった。貧乏人も金持ちも絶望し、大人たちは好き勝手に生きている。そんな社会に希望を持てるわけもなく、自滅の道をひた走ってゆくチャウの姿からは、息苦しいほどの焦燥感が伝わってくる。

映画が始まったばかりのころと、観終わった後では、サム・リーの印象が180度変わる。痩せすぎのチンピラが、スタイリッシュでカッコよく見えてくるのは時間の問題。この映画のためにストリートでスカウトされた素人だったそうだが、これほど魅力的な俳優だったとは知らなかったよ。

【★★★★☆】

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2005年09月10日

魔界転生(2003/日本/監督:平山秀幸)

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島原の乱で徳川幕府に滅ぼされたキリシタンたちの若き長・天草四郎(窪塚洋介)は、やがて魔界からよみがえり、現世に未練を持つ剣豪たちを転生させて幕府への復しゅうを誓う。柳生十兵衛(佐藤浩市)は、彼らの陰謀に完全と立ち向かっていく。

これだけ観たらどうだかわからないが、やはり前作が好きな人にはキツイ。
前作の全編にあふれるけれん味のようなものはまったく感じられない。
真面目で丁寧なつくりではあるが、この素材をリメイクするならそれだけじゃだめなのだ。全体的にあっさり風味で、怨念なんてセリフ上だけのもの。おどろおどろしさが足りません。
健康的なチャンバラにしたいのであれば、別の素材を選ぶべきではないのか。

肝心の天草四郎(窪塚洋介)も淡々としすぎだなぁ。
なんでわざわざ転生したのか理解できない無気力さで、最終的に何をやりたかったのかもよくわからない。

ネット上でよくみかけた再リメイク案には、監督:北村龍平、柳生十兵衛:真田広之、天草四郎:オダギリジョーというのが多かった。これには大賛成。オダギリジョーは、私も「あずみ」(レビュー未掲載)の美女丸の印象が強いが、あのかぶいた感じは前作のジュリーに近く、悪くないんじゃないかな。

【★★☆☆☆】

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2005年08月14日

モンスーン・ウェディング(2001/インド=米=仏=伊/監督:ミーラー・ナーイル)

monsoon.jpgデリーのベルマ家は、一人娘アディティの結婚式の準備に大わらわ。父のラリットは伝統に則って、世界中の親類縁者を集めて絢爛豪華な結婚式を執り行おうとしていた。
しかし、アディティには父の決めた婚約者とは別に不倫関係の恋人がおり、心の整理ができないでいた。式の日が近づき、親戚が次々と集まる中、アディティは恋人に連絡をとろうとする。

インド映画特有のミュージカル的なノリではない、きめ細やかな人間ドラマ。
ベルマ家の親類があまりに多いため、当初は誰が誰やらって感じだが、各人がしっかり描き分けられているので、ゴチャゴチャ感も最初だけだ。

結婚式の4日間に、婚約者と不倫の恋人の間で揺れ動くアディティの心情の変化がメインだが、並行して、ベルマ家の人びとの心情が交錯するいくつかのサイドストーリーも丁寧に描かれている。さわやかな恋に落ちる若い2人あり、息子の進路で諍いを始める両親あり。とくに印象的なのは、ウェディングプランナーのデュベイとメイドのアリスの恋、そしてアディティの従姉・リアの痛ましい過去のエピソードだ。
上流階級らしきベルマ家で、とにかく金に糸目はつけないといった感の結婚式の準備が進むなか、下層階級のデュベイとアリスの恋模様はひっそりとつつましく、応援せずにいられない。
また、祝いごとに浮かれるベルマ家に波紋を落とすリアのエピソードは非常にショッキングだが、家長であるアディティの父親がリアを思いやった判断を下すシーンが、映画全体をきりりと引き締めるキーポイントになっている。

そして、アディティの結婚式が盛大に進み、かたわらではマリーゴールドに包まれたデュベイとアリスも結ばれる。膨大な数の出席者が歌い踊る豪華な結婚式と、職人仲間数人のささやかな結婚式のコントラストが美しい。
すべてを包みこむスコールの中、いつまでも続く祝福の踊り。後味の良いさわやかなラストに幸せな気分が続く。

女性たちの色鮮やかなサリーに負けない、マリーゴールドのオレンジが印象的。
歌も踊りもたっぷりで、視覚も聴覚も満足できるとても贅沢な映画だ。DVDを購入して、気分が沈む日にBGVとして流しておきたいくらい。

【★★★★★】

モンスーン・ウェディング
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2005年07月27日

メリーに首ったけ(1998/アメリカ/監督:ファレリー兄弟)

学園一美人で人気者のメリー(キャメロン・ディアス)とプロム(卒業パーティ)に行くチャンスを掴んだのは、ドジで冴えないテッド(ベン・スティラー)。パーティ当日、おめかししてメリーを迎えに行くが、とんでもないドジのせいでパーティには行けず、メリーもそのまま遠くに引っ越してしまった。
13年後、まだメリーを忘れられずにいたテッドは、探偵のパット(マット・ディロン)にメリーの調査を依頼するが、メリーに一目惚れしたパットはテッドに嘘の報告をする。あきらめきれないテッドはメリーの住むマイアミに向かうことに……。

面白いであろうことは分かっていたが、私の最も苦手なラブコメのため食わず嫌いだった映画。
結論はやっぱり面白かった。いや、“楽しい”と言ったほうがいいかな。
私は3度のメシよりお笑いが好きだが、好きな芸人のコントや漫才でもめったに笑わないので、映画くらいで声あげて笑うことはないが、テンポもよく細部まで非常によくできた映画で予想以上に楽しめた。
誰からも愛されるキュートなヒロインにぴったりのキャメロン・ディアスをはじめ、キャスティングも絶妙。マット・ディロンがあんな胡散臭いおっさんになっていたとは知らなかった。

paffy.jpg下ネタや障害者ネタはあたりはずれがあるが、犬ネタはどれもハズしていないので、パフィ役のわんちゃんにこそ10点さしあげたい。
テッドと格闘し、包帯(ギプス?)でぐるぐる巻きにされ、あげくのはてに走る車の屋根に乗っけられたまま微動だにしないパフィのシュールな姿に最も笑ったかも。(心の中で)

【★★★☆☆】

メリーに首ったけ
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2005年05月05日

魔界転生(1981年/日本/監督:深作欣二)

太陽を盗んだ男」で、すっかり往年のジュリーの色気にヤラレタので期待して観たが、いやぁ面白かった。深作監督らしい娯楽大作。

島原の乱の怨みで魔界よりよみがえった天草四郎時貞(沢田研二)を首魁に、この世に未練を残して死んだ者たちが怪異となってよみがえり、徳川幕府転覆をはかる。

当時の角川映画の勢いを感じさせる、あまりにも濃すぎるキャスティング。
宮本武蔵に緒形拳、柳生十兵衛に千葉真一、柳生但馬守に若山富三郎。室田日出男の怪演に、まだ初々しい真田広之。ちょい役だが刀鍛冶・村正の丹波哲郎も見逃せない。それぞれが深みのある演技を見せており、こんな名優たちに囲まれてしまってはジュリーの演技力はいまいちなのだが、その真価は演技にあるのではない。その妖艶なまでの色気で、圧倒的な存在感を醸し出している。この映画の天草四郎はジュリー以外の誰がやっても他の重厚な役者陣に埋没してしまっていただろう。

この映画はまた、殺陣のすばらしさも特筆もの。緒形武蔵と千葉十兵衛の波打際の決闘も凄絶かつ美しいが、何よりも若山富三郎の年齢を越えたキレのある動きには感動した。改めて観直してみたが、あのジャンプ! 年齢的に差があるはずの千葉真一にもまったくひけをとっていない。

ヤバイ、ますますジュリーの魅力にはまっていきそうだ。よーし、ジュリーの出演映画は全部観ちゃる。
残念ながら現在のジュリーは見る影もなくなってしまったが、真田広之の変わらなさは何なのだろう。魔界転生しているのか?

【★★★★☆】

魔界転生
千葉真一 沢田研二 緒形拳 佳那晃子

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2005年05月01日

モンスターズ・インク(2001/アメリカ/監督:ピート・ドクター)

DVDが安価で再販されたようなので買ってしまった(暇だったのもあるが)。
ディズニー映画は好き嫌い別れると思うが、ピクサーが手がけた一連の作品(トイ・ストーリー、ファインディング・ニモ等)はミュージカルではないので、そこが苦手な人も入りやすいと思う。とくに男性はミュージカル嫌いな人が多いんだよね。知人の男性はディズニー映画について、脈絡もなく歌って踊り出すのが理解できないと言っておりました。

子どもの悲鳴をすべての動力源にしているモンスターワールド。モンスター株式会社ではあらゆる子ども部屋につながったドアから社員であるモンスターが入り込み、子どもを脅かしては悲鳴を採取している。常に悲鳴集めのトップを誇るのは心優しいサリーとにぎやかなマイクのコンビ。
ある日、サリーの不注意から、子どもがモンスターワールドに紛れ込んでしまった。最初は子どもに触れると死んでしまうという迷信を真に受け、逃げまくるサリーだが、徐々に子どもが可愛くなってきて、ブーと名づけ会社の陰謀から守ることに。

ハッキリ言って子どもが大嫌いな私だが、なぜかこのブーはかわいいと思っちゃうんだよなぁ。
まだ舌もよく回らなくて、細密なCGによる表情で意思が伝わってくるのがいいのかな。
この細密で美しいCGによってサリーの毛並み一本一本まで丁寧に描きこまれ、日本アニメにはない極彩色の画面もおもちゃ箱をひっくり返したみたいで楽しいんだよね。

そして、ほのぼのしつつも笑いやアクションもあって飽きないストーリー。
子どもの悲鳴を集めてエネルギーとして使うというアイデアが秀逸で、モンスターワールドと子ども部屋が直接つながるシステムが面白い。
私の場合、ドラえもんのどこでもドアというより、うる星やつらの稲葉くんのエピソードを思い出しちゃうんだけど。

【★★★★☆】

モンスターズ・インク
ディズニー

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2005-04-20
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2005年04月12日

盲獣VS一寸法師(2001/日本/監督:石井輝男)

石井輝男監督のファンなので点を甘くしたいところだが、本作はいただけなかった。
江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」以来の石井監督の乱歩もので、オープニングに竹中英太郎の挿絵が使われてるのなんか見た日にゃ期待せずにはおれなかったのだが……。

石井監督以外のスタッフに、ほぼ初めて映画製作にたずさわる若手ばかり起用しているせいか、画質と音声が悪すぎる(撮影は石井監督かも……)。画質は私は見れりゃいいのでこだわらないが、セリフが聞きとれない箇所があるほど音質が酷いのはプロとしていかがなものか。

肝心のストーリーは、タイトルから乱歩の盲獣と一寸法師がどのように融合するのかわくわくしていたが、なんとまったく絡まない! ただ同時期に起こった事件というだけなのだ。これにはビックリ。
どちらもかなり忠実に原作をなぞっているが、もっとはっちゃけた脚本にしても良かったのではないか。
まぁ、原作に忠実なだけにエログロ度はかなりのもので、それだけは石井監督ファンとして満足。

内容的にどっちが勝ったかというと、圧倒的に盲獣。一寸法師はミゼットプロレスラーのリトルフランキーが演じているが、対する盲獣役の平山久能が強烈なだけに(おそらく同監督の『地獄』で宮崎勤似をやった人)あまり印象に残らない。本物のフリークスも喰ってしまう特異な存在感はスゴイぞ平山久能。

その他、棒読みもはなはだしいリリー・フランキーをはじめ、塚本晋也監督が史上最も地味な明智小五郎を演じていたり、またまたラストにオイシイとこ取りの丹波哲郎、なぜか友情出演の及川光博など、異色すぎるキャスト。
丹波哲郎は美術評論家として出てくるのだが、最後に盲獣の全てを否定するすごいこと言ってますよ、乱歩先生!

DVD特典のメイキングで、丹波哲郎のことを「タンバちゃん」と呼ぶ石井監督が一番ツボだったかも。

残念ながら石井監督ファン以外にはおすすめできない。乱歩ファンは増村保造監督の「盲獣」を観よう。

【★★☆☆☆】

盲獣VS一寸法師
リリー・フランキー 石井輝男 塚本晋也 橋本麗香

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▼こちらは傑作。

盲獣
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2004年05月24日

ミニミニ大作戦(2003/アメリカ/監督:ゲイリー・グレイ)

 公開当時、周囲で評判が良かったので期待して見たんだけど……。犯罪のプロが集まって大きな仕事をこなすというよくある話。テンポがよくて、ストーリーにひねりがなくわかりやすいし、見終わった後はスカッとするんだけど、すぐ忘れちゃいそうです。
 よくわからない邦題は、金塊強奪計画にミニクーパーを使っているところから。3台の色違いのミニクーパーによるカーアクションは爽快かつ何だか可愛らしい。
 「レッド・ドラゴン」のエドワード・ノートン、裏切り者の役作りかもしれんけど、髭似合わないヨー。それとハンサム・ロブって、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」のベーコン役の人かな。

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2003年09月06日

幻の湖(1982/日本/監督:橋本忍)

 「東宝50周年記念作品」という鳴り物入りで公開されたものの、あまりにケッタイな内容に2週間で興行が打ち切られ、その後20年間ビデオ化もテレビ放映もされなかったという幻の「幻の湖」だったのだが、先ごろDVDで発売されたらしい。私はたまたま、会社を休んでぼんやりCSを見ていたときに、日本映画専門チャンネルで放映されるというCMを見て、驚きあわてふためきつつもこの機会を逃してはならじと録画予約し、ようやくこの幻の映画を見ることができた次第である。
 主人公は、愛犬・シロと共に琵琶湖畔を走ることが趣味のトルコ嬢・道子(南條玲子)。彼女が勤めるのは、戦国時代をモチーフにしており、コスチュームは着物に日本髪、源氏名はぞれぞれ「お市の方」「淀君」「キリシタンお美代」(笑)などと名乗っている変な店。ある日、道子の愛犬シロが何者かに殺された。警察の捜査と彼女の執念で、犯人は東京の売れっ子作曲家・日夏と判明。有名人ゆえに事務所に押しかけてもケンもホロロな扱いを受け、「憎い…。日夏が憎い…。いや東京中の人間が日夏をかばっている。憎い!」と物騒なテンションでふらふらとさまよう道子だったが、偶然にも元同僚の金髪トルコ嬢・ローザに会い、実は日本の性産業の実態を探る女スパイ(笑)だった彼女の協力で日夏の家を突き止める。道子の復讐は、ジョギングが趣味の日夏を追走して脅かすこと(……?)。ペース配分まで冷静に考えつつ日夏を追って走るが、日夏の見事な走りっぷりに追いつけず、傷心のまま東京から戻ることになる。
 かねてから親しくしていた銀行員・倉田(長谷川初範)が転勤することになり、最後のデートの後、二人は婚約(道子の脳内婚約?)。だが、琵琶湖畔で笛を吹く謎の男(隆大介)にふたたび出逢った道子は、運命的なものを感じ、「やはりこの人。私はどうして倉田さんと……」と後悔する(早すぎる!)。そして謎の笛吹き男は、笛と琵琶湖にまつわる伝説を語り始めた。この時点で映画が始まって2時間もたっているのだが、突如時代劇に突入! 実際のお市の方に仕えた「みつ」という女性と、笛吹き男の先祖の悲恋が描かれる。みつと自分を重ね合わせる道子だが、「もう遅いわ! 私は運命に従わずに倉田さんと結婚するの」。
 倉田との結婚を控え(脳内ではなかったのか?)、最後の客を取る道子の前に現われたのは、なんと日夏。逆上した道子は、シロが殺された凶器の出刃包丁を手に、日夏を追いかけ始めた(!)。東京では負けたが今度こそと、町中をじゅばんと日本髪のまま走って日夏を追う道子(怖いヨー(;´д`))。2人ともヨレヨレになり、もはや当初の目的などよくわからなくなりつつもマラソンバトルは止まらない。ついに敵を追い詰めた……と思ったらなぜか追い越し、「やった! 勝ったわ!」(笑)。しかしそれだけでは飽き足らず、出刃包丁で日夏の腹を刺し復讐を遂げるのだった。
 ここまでも相当に変なストーリーなのだが、ラストがまたスゴイ。実は宇宙開発の仕事に携わっている笛吹き男が、打ち上げられたスペースシャトルから船外に出て地球を眺めると、そこには異常に大きな琵琶湖が。その上に例の笛を重ねて置き、「永遠にこの笛は琵琶湖の上で回りつづける。数千年たって琵琶湖が干上がり、幻の湖になったとしても……」。そんなわけないのは中学生でも分かるゾ!
 偉大な脚本家が撮った超大作カルト映画として、DVD発売以前も名画座やミニシアターでかかるたびに満員の客を集めていたそうだが、ほんっっとに変な映画だ。とにかく長〜い映画で、前半のもっさりした展開にはややダレるが、シロが殺されてからの道子の尋常ではない言動と、先が読めない展開に目が離せなくなる。「走るトルコ嬢」「犬」「女スパイ」「復讐」「運命の相手」「宇宙」などというてんでばらばらのプロットが詰め込まれ、それらがしっくり融合することなく消化不良を起こしているので、テーマが何だったのかさっぱりわからないままである。
 本編では「シロ」という素っ気ない名前の犬だが、スタッフロールに出てくる本名「ランドウェイ・KT・ジョニー号」もわけわかんなくて良し。

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2002年09月17日

メメント(2000/アメリカ/監督:クリストファー・ノーラン)

 目の前で妻が殺され、犯人ともみあいになり頭を打った衝撃から、10分以上前のことは忘れてしまう記憶障害を負ってしまったレナード。ポラロイドとメモ、身体に施した刺青だけを頼りに妻を殺した犯人を必死に探していく。
 10分間しか記憶を保てないレナード同様、10分ごとのシークエンスで徐々に時間を溯っていくというスタイルのため、正直、一度観ただけではよくわからなかった。次の日もう一度見るつもりだったのだが、PPVの「一日視聴可」って、丸一日ではなくて、その日のみという意味だったのねん……。そういうわけで一度しか観れなかったので、完全には理解できないままである。もしかして私、頭悪いのかな(?_?)
 誰を信じれば良いのか、10分前に自分は何をしていたのか、レナードの記憶障害を擬似体験しているような不安感に包まれてしまう感覚は新鮮で面白かったが、慣れてくると少々中だるみ気味。なんだろ、テンポがいまいち?
 しかしレナードの美しい裸体とクールな刺青はいいなぁ。雰囲気はとてもいいです。

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2002年03月31日

マグノリア(1999/アメリカ/監督:ポール・トーマス・アンダーソン)

 微妙に繋がりを持つ10数人もの登場人物たちがそれぞれ経験する、「誰かを許す」というエピソードが同時進行でパラレル的に展開していく。3時間もの大作で(ビデオだと2本)ダレるかと思いきや、それぞれの「人生の岐路」的な一日を丹念に追った脚本に飽きなかった。しかし、これらの個々のエピソードが交錯してきてクライマックスを迎えるのならこれはすごい映画だと思っていたのに、ほとんどクロスすることなく終わってしまったのには思わずポカーン。全体的に、これはこのあいだ観た「ハピネス」と同じスタイルの映画なのだが、あちらのほうがまとまっていて、言いたいこともよく伝わってきたと思う。
 しかし、それぞれがバラバラに経験するとはいえ、クライマックスのとある仕掛けにはびっくりしてこれまたポカーン。えらいもん降らすなぁ。こんなの反則すれすれだと思うのだが(笑)、個人的にはこれだけでも3時間観た甲斐があった。
 数多い登場人物の中でも、「イチモツを敬え!」がキャッチフレーズの、カリスマSEX伝道師を演じるトム・クルーズがいい味出してます。

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2002年02月25日

無問題〜モウマンタイ〜(1999/香港/監督:アルフレッド・チョン)

 ナインティナイン岡村隆史が挑んだ香港映画。タイトルは「ノープロブレム」みたいな意味。
 大二郎(岡村隆史)は恋人の玲子と同棲していたが、ジャッキー・チェンの会社に就職が決まったと置手紙ひとつで出て行ってしまった玲子を追って大二郎も香港へ。香港に住む友人のツテでスタントの仕事をこなすようになるが、玲子との関係は修復できないまま。そんなある日、中国本土から密入境してきた女性と知り合い、恋人を探しているという彼女にいたく同情した大二郎は、彼女をかくまい、恋人を探す手助けを始める。同じ部屋に暮らす二人は、言葉は通じないものの、徐々に惹かれあっていく。
 地はストイックで真面目だという岡村のキャラがよく出ているし、アクションもそれほどのレベルではないが岡村自身がやっているということでそれなりの見ごたえ。しかしこれ、アクションなのかラブストーリーなのかコメディなのかいまひとつジャンルがはっきりしない。強いて言えば意外とラブストーリー的な要素が強いのかなぁ。言葉が通じないゆえにすれ違う二人のギクシャクした関係がちょっと切ない。基本的に、お笑い芸人は普段からコント等をこなしているため演技力のある人が多いが、岡村の演技も文句ないレベル。観て損はなかったが、もう少し練り込んで欲しかった要素も多い。

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2002年02月20日

マトリックス(1999/アメリカ/監督:アンディ・ウォシャウスキー&ラリー・ウォシャウスキー)

 今頃&今更。私がとくに何も言うことはないデス。強いて言えば気持ちイイ映画。何がって、人が銃でバカスカ撃たれてバタバタ死ぬところが。物語的にはどこかで聞いたような話で深みはないが、こんだけ仰天のワイヤーアクション・映像技術を見られるのであれば、もはやストーリーなんて二の次だ。
 それにしてもキアヌ・リーブスはイイですなぁ。初めてスクリーンでキアヌ・リーブスを観たのは、1991年公開の「マイ・プライベート・アイダホ」だったが、当時は私、故・リバー・フェニックスがスキだったので、共演のキアヌはほとんど印象にございませんでした。ただなんとなく、(当時は)似た雰囲気の二人の共演だったので、それ以来キアヌを見ると反射的にリバーが思い浮かぶ。リバーも生きていれば今のキアヌくらいの活躍はしていたのだろうか。

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2002年02月20日

真夏の夜の夢(1999/アメリカ/監督・マイケル・ホフマン)

 キャストもセットも衣装も豪華。原作のイメージも壊していないし、肩の力を抜いて楽しめる良作。ヒポリタ役にソフィー・マルソー、ヘレナ役に、重度のワーカーホリック女優(笑)で、ドラマ撮影の合間に映画までこなしちゃってるカリスタ・フロックハートが出てます。カリスタはさすがに舞台出身なだけあって、シェイクスピアも達者にこなしている。その他、妖精王の后・タイターニア役に、思いだそうとしても思い出せないどこかで見たその顔は、ミシェル・シェイファーか。
 見どころとしては、なんといっても妖精の森が美しい。ファンタジックな雰囲気がよく出ている。ミシェル・シェイファーの他にも、色っぽい妖精がたくさん出てくるので見てて楽しいゾ。
 ちなみに、カリスタの裸体がちらっと出ているのでアリーファンは要チェキ。もちろん、乳のないこと山のごとし。どう見ても私より無さそうなんですけど('o';)

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