2005年08月29日

小人の饗宴(1969/西ドイツ/監督:ヴェルナー・ヘルツォーク)

人里離れた郊外にある小人の収容施設。懲戒処分を受けた13人の小人がクーデターを起こす。食事や農作業に対する日頃の不満が爆発した結果だった。暴徒と化した彼らの破壊はどんどんとエスカレートしていき、アナーキーな乱痴気騒ぎはいつまでも続けられるのだった……。

指導員や通りがかりのドライバーも含め、出演者は全員小人。
よくも集めたもんだと感心するほど、さまざまタイプの小人が見られる。

ストーリーに起承転結もなく、ただ小人の馬鹿騒ぎがえんえんと続くだけ。彼らの実際の年齢はよくわからないが、見た目同様、精神も子どもじみているようで、やってることはそこらへんの悪ガキと大差ない。だが、度のすぎた悪ふざけをゲタゲタと笑いながら飽きもせず続けられると、さすがに気味が悪い。
荒野にぽつんと建てられた収容所の隔離ぶりや、タガがはずれたような小人たちの狂乱ぶりを見るにつけ、日ごろ彼らがどんな扱いを受けているのかそこはかとなく感じられ、終われば「嫌なもん観たなぁ」とグッタリ。

社会的弱者である彼らはガッチリ団結しているのかと思いきや、仲間であるはずの盲目の小人や、動物へのいじめは驚くほど陰湿。小人の世界にもヒエラルキーが存在し、歴然とした差別意識も感じられる。
彼らはより稚気じみたやりかたで、よりストレートに社会を反映しているに過ぎないのだ。
あぁ、嫌なものを観た。

【★★☆☆☆】

小人の饗宴
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posted by bambi at 22:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | LOG #か-こ
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