2005年08月14日

妖怪大戦争(1968/日本/監督:黒田義之)

古代バビロニアの遺跡からよみがえった妖怪・ダイモン。江戸時代の日本に襲来し、その地の代官の血をすすり乗り移る。人が変わってしまった代官の屋敷の庭の池には河童が住んでおり、仲間の妖怪たちに助けを求めた。油すましをリーダーとする日本の妖怪たちは人間と協力し、ダイモンを倒そうとする。

バビロニアの妖怪がなぜ日本を襲うのか定かではないが、そもそも“ダイモン”という名前も容姿も和風なので、江戸時代の日本の風景にもけっこうなじんでしまっている。“ダイモンに血を吸われると仲間になる”という設定はドラキュラっぽいけど。そういう能力を持ってる日本の妖怪って聞いたことないもんね。
なんとなく天狗とか鬼を思わせるダイモンの風貌は、当時の子どもには充分怖いクリーチャー造形だったのではないか。

対する日本の妖怪軍団は、油すまし、河童、からかさお化け、ろくろ首、二面女などおなじみのメンツで、見かけも言動もユーモラスで好感度大。
意気込んでダイモンに乗り移られた代官の屋敷に押しかけたものの、あっさり返り討ちに遭い、「覚えてやがれ!」と捨てゼリフを吐いて退散したり、たまたま飛んできたお札の力で全員壷に封じ込められてしまったり、ほとんど役にたたないところもご愛敬。ってかダイモン強すぎ。分身したり、大きくなったりなんて反則ではないですか!
巨大化したダイモンの眼を狙うため、油すましがからかさお化けの足につかまって空を飛ぶのはナイスな作戦である。さすがチーム日本妖怪のリーダー!

着ぐるみのせいか、立ち廻りはもっちゃりしているが、妖怪たちの個性もしっかり出ていて、素朴な味わいが魅力。
ラストの妖怪大行進は、「妖怪百物語」以来のパターンなのかしらん。

【★★★★☆】

「妖怪大戦争」9.6公開記念 元祖・大映「妖怪」三部作一挙放送@日本映画専門チャンネル
↑正しくは「8.6公開」。ウエブマスターさん、堂々と間違ってますよ!

妖怪大戦争
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posted by bambi at 02:59 | Comment(0) | TrackBack(2) | LOG #や-よ
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妖怪大戦争
Excerpt: バビロニアの遺跡で蘇る悪魔ダイモン。発掘者2人を岩で押しつぶし、空を飛んで江戸時代の日本に向かう。ダイモンは釣りをしていたある班の代官をまず狙い、血をすすり乗り移る。乗り移られた代官は人が変わったよう..
Weblog: ROCK‘N‘HORROR
Tracked: 2005-08-15 01:53

妖怪大戦争 (1968)
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Tracked: 2005-08-19 03:19
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