ある日、出張から戻ると自分の部屋が爆発事故に遭い、集めた家具も木っ端微塵になってしまっていた。途方に暮れ、飛行機で知り合った石鹸セールスマンのタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)の家に転がり込む。だがその条件は「俺を力いっぱい殴れ」というもの。
それから、ふたりの共同生活が始まり、一方でお互いを殴り合うファイト・クラブが生まれた。徐々にタイラーがカリスマを発揮し、会員も増えクラブは組織化していく。
これ、ただのバイオレンス映画ではなかった。
最後までなんだか違和感があったのだが、まず主人公の名前がはっきりしない。そして驚くべきタイラーの正体。このあたりがキモで、実は現代社会に対する強いメッセージ性をもった映画だったのだ。
とにかく前半は面白い。不眠症の主人公が、さまざまな病気を持つ人の自助組織に片っ端から出席して、病気でもないくせに抱き合って大泣きし、すっきりして眠れるようになるというとんでもない睡眠療法なんか笑える。
限界まで殴り合うことで自己を開放するファイト・クラブの爽快さもさることながら、廃屋寸前でドロドロのタイラーの家、金持ちの痩身手術で出た人間の脂肪を盗んで石鹸を作り、それを金持ちに売りつけるというえげつない商売など、ブラックコメディとしてセンスの良さが際立つ。
徐々にファイト・クラブが拡大しテロ集団化していき、タイラーの正体が明らかになってくる後半こそがこの映画のキモなのだが、どうもだんだんついていけなくなってしまった。
ただ、ファイト・クラブの暴走が突飛で非現実的であるほど、タイラーの正体に衝撃度が増すので、全体としてはよくできた脚本だと思う。序盤からきちんと伏線張ってあるしね。
消費社会への反発というテーマ自体は今さらだし、あんまり共感できるものでもないので、別にテーマ性なんかもたせなくても充分面白い話になってたんじゃないかと思う。
どうでもいいけど、クレジットカード会社の本社ビルをぶっつぶしても、個人の記録を消すことはできないと思うよ。データセンターやバックアップサーバーはそれぞれ別のところにあるだろうから、おそらくその後の請求も変わりないはずw
映像的には、窓から見える高層ビルが次々と爆発し崩れ落ちるラストは印象に残るが、本気で狙うんなら郊外のデータセンターだ!
ブラッド・ピットというよりエドワード・ノートンの映画ですな、これは。
とくに一人リンチには唖然。すごい役者だ。
【★★★☆☆】
ファイト・クラブ ブラッド・ピット デビッド・フィンチャー エドワード・ノートン
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おすすめ平均ただの殴り合いモノではない。
ただのハリウッド作品じゃない
速い展開も、次第に謎が解ける
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ただの殴り合いモノではない。
いやぁ、『セブン』に次ぐフィンチャー&ブラピの『ファイト・クラブ』良いですよね。ノートンの為にあるような作品だったけどヘレナ・ボナム・カーターが汚いメイクまでして頑張ってましたね(笑)。
それはともかく。
ウチのブログも数ヶ月前に『ファイト・クラブ』のことを書いたのですが未だにファイト・クラブで検索してくるお客さんが多いのですよ。つか総合すると1位かも。公開当時は話題性だけでそんなにヒットしなかったと思うんだけど・・・もうカルト的作品ですな。
ファイト・クラブ、思っていたよりずっと骨太な話でびっくりしました。
ヘレナ・ボナム・カーターは、ティム・バートンの新作「チャーリーとチョコレート工場」に出演していましたが、やはりちょっと小汚めで生活感あふれる母親役がばっちりはまっていましたよ。
美人ではないですが、魅力的な女優ですね。
ファイト・クラブ懐かしいですね。
E・ノートンが好きなのでレンタルで観ましたが、
確かに前半はかなり面白かったです。
後半になると「…??!!」な気持ちの方が
強くなってしまいました…(笑)
本当に味のある役者さんだと思います♪
公開当時はB・ピットの映画のような扱われ方だったように思いますが、実際はE・ノートンの映画と言い切っても過言ではないですね。
予想以上におもしろかったです!
この映画には・・・価値観というものを変えさせられましたね。好きな映画です!