ときどき契約して、すぐに解約するというサイクルの東映チャンネル(契約料が高いんだよ……)で観た。……噂にたがわぬ怪作だなぁ。
なんで宇宙で北京原人のDNA操作をやる必要があるのかまずわからない。その後も、ひとつのDNAから原人家族が3人も再生されたりとか、原人とコンタクトをとるためにパンツ一丁になる緒方直人と片岡礼子とか、原人に襲われた片岡礼子に「原人の子を産め!」と迫る丹波哲郎だとか、それに「愛してもいないのにですか?」とトンチンカンな反発をする片岡礼子だとか、大金かけて再生させた原人を実業団陸上競技大会に出場させて世間を驚かせようとしたりだとか、予想もつかないストーリーに驚愕。
後半の“北京原人、中国へ帰る”編になるともうついていけない。
そもそも、北京原人の頭蓋骨の化石から取り出したDNA(どうやって?)から再生したタカシとハナコとケンジ(原人家族の名前w)に、頭蓋骨の持ち主の50万年前の記憶があるわけない。
おととい観たばかりの「アイランド」もそうだけど、どうして観客にはこんな簡単なことがわからないと思うのか。観客バカにすなや。
化石が発掘された中国(いつのまにかモンゴルまで移動してるけど……徒歩でw)で暮らしていた記憶が蘇ってウパーウパー喜ぶわけないのだ。
それが通用するのなら、ゾウマンモスにゾウの記憶がまったくないのはおかしいですやん! 都合良くマンモスの記憶だけ利用しないでもらいたい。
女原人もいる研究所では片岡礼子を犯そうとしたくせに、ほとんど人目が無い野っ原でジョイ・ウォンに襲いかからないのは何故だ、タカシ。
それにしても、監督の佐藤純弥って、ホントに「新幹線大爆破」の監督と同一人物なの?? 「スピード」(レビュー未掲載)にパクられるほど素晴らしい映画を作った監督なのに、この支離滅裂ぶりは信じられない。新幹線大爆破がミラクルだったのか、北京原人のときは呪われていたのか、これ以外の監督作は観ていない私にはさっぱりわからない。
【★☆☆☆☆】
