2005年06月24日

ひなぎく(1966/チェコスロバキア/監督:ヴェラ・ヒティロヴァー)

hinagiku1.jpg
幻の'60年代、女のこ映画の決定版!
ウソとバカ騒ぎとお気楽さだけの女の子二人のハチャメチャ行状記。
オシャレして、男だまして食べ放題……。泣きまねして逃げちゃえ!
映画の画面もハサミでちょん切って、色もメチャクチャ。キレイでしょ。
「私たち生きているのよ 生きてる! 生きてる!」
彼女たちを見て元気にならない女の子はいない。


hinagiku2.jpgとてつもなくアヴァンギャルドな映画。1回観ただけでは何のことやらサッパリ。姉妹だか友達だかよくわからない2人の女の子が、最初から最後までやりたい放題のバカ騒ぎ。
スタイリッシュなファッション、メイク、インテリアに加え、色ズレや光学処理など前衛的な演出にただ翻弄されてしまうが、なぜこの映画が当時政府ににらまれて20年もお蔵入りとなっていたのか、予備知識を仕入れると10倍おいしい映画。

hinagiku3.jpgただオシャレでポップな映画としても充分楽しめるのだが、舞台や小道具に隠されたメタファーを考えつつ観ると、その思想性の高さに驚く。
無秩序で破壊的、自由奔放な彼女たちは何を意味するのか?
何にも考えてなさそうにもほどがあるふたりだが、実は誰よりも時代に敏感なアンテナを持っている。社会に無用な自分たちがよくわかっていて、でも可愛く好きなことだけして暮らしたい。そんな女の子は現代にも腐るほどいるが、時代が時代だけに、彼女たちの筋金入りのアナーキーぶりにはとうていかないませんねぇ。

▼反政府映画としての作品解説はこちらのページがたいへん参考になります。
ひなぎくCINEMA COCKTAIL

【★★★★☆】

ひなぎく
ひなぎく
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3 DVDとしての仕様が不満なので
5 斬新!!
5 おてんばに楽しく生きる!!

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posted by bambi at 22:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | LOG #は-ほ
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