2005年04月29日

プルガサリ 伝説の大怪獣(1985/朝鮮民主主義人民共和国/監督:シン・サンオク)

高麗朝末期、圧政に苦しむ民衆がついに蜂起した。
郡司に従わなかったため、牢獄に入れられ餓死寸前となった鍛冶屋が最後の作品として飯粒で怪獣を作りあげ、願いを託す。
その娘がうっかり指に針を刺して流れた血が怪獣人形にかかったところ、命を得て動き出した。鉄を好んで食べる怪獣はどんどん大きく育ち、伝説の大怪獣・プルガサリとなって民衆とともに独裁者を倒すために戦う。

北朝鮮の怪獣映画だが、独裁者に苦しむ民衆を描いているのが皮肉。
映像は古臭いし、朝鮮語はわからないがキャストはみんな大根役者にしか見えない。うっとうしい長髪のヒーローや表情に乏しいヒロインもなんだかちょっとずれている。
しかしなんだか妙にほほえましいのは、子どもの学芸会を見守る親のような気持ちになるからだろうか。

怪獣映画のセオリーはよくわからないが、鍛冶屋に作られた人形が命を得てどんどん育ち大怪獣になるという設定は新鮮な気がした。
そのためか妙に親しみのある怪獣で、チビガサリのころはかわいいし、動きが人間ぽくてちょっとマヌケな感じがする。

ストーリーもけっこう面白い。当初は村から農具を取り上げた郡司に対する一揆だったはずが、いつのまに朝廷を倒すなんてスケールのでかい叛乱になったのだろう。プルガサリの応援で調子こいてしまったのか?
その上、でかいほうが都合が良いからか、後先考えずプルガサリにどんどん鉄を食わすアホっぷり。結局、独裁者を倒したものの、巨大になりすぎた怪獣を持て余し、ヒロインが命をかけてプルガサリを殺すことに。そんな!

いろんな意味で味わい深くて楽しめたが、プルガサリがかわいそうなので星2つ。

【★★☆☆☆】

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posted by bambi at 14:47 | Comment(0) | TrackBack(1) | LOG #は-ほ
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プルガサリ
Excerpt: 朝鮮民主主義人民共和国の怪獣映画ということで、上映時には「いったいどんな映画だろ?」とおっかなびっくりで見た映画です。作られたのは1985年ですがいろいろと複雑な事情と紆余曲折があって、日本で公開..
Weblog: かたすみの映画小屋
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