2002年02月26日

ティコ・ムーン(1996/ドイツ=フランス=イタリア/監督:エンキ・ビラル)

 舞台は月のどこか。パリを思わせる街並みだが、近未来とレトロな雰囲気が混在する不思議な場所である。ここを支配するマクビー一族には遺伝的な疾患があり、首の部分に現われる青い染みが徐々に広がり、ついには血液まで青くなってしまうという奇病。この病を抑えるためには臓器移植しかなく、唯一の臓器提供者であり20年前から行方不明のティコ・ムーンが生きていることを知ったマグビーは大々的に彼を捜しはじめる。ティコ・ムーンとおぼしき人物は記憶をなくしており、マグビー側に雇われた女殺し屋と行動をともにしているうち、二人は恋におちていくが、次第にマグビーの手が迫ってくる。
 ストーリーがわかりにくいうえ淡々としていて気だるさ満開。しかし、とにかく色彩の印象が強烈で、私はすごく気に入った。女殺し屋の赤いカツラ、マグビー一族から流れる青い血、真っ青なトカゲ。クールだ。じっくり観ればストーリーも頭に入ってはくるのだが、たぶんそんなのはどうでもよくて、これは雰囲気や映像美を楽しむ映画なのだ。すべてを語らねば気がすまないハリウッド映画とは対極にあるので、万人におすすめはできない。
 なぜかテーマ曲をブリジッド・バルドーが歌ってますねぇ。

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posted by bambi at 10:33 | LOG #た-と
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