2003年06月27日

教祖誕生(1993/日本/監督:天間敏宏)

 ビートたけし原作。宗教ファンの私としてはかなり好きな映画で、見るのは3回目くらいか。
 一人旅の途中、街角でサクラを使った霊感療法のデモンストレーションを行っている新興宗教団体に出会ったカズオ(萩原聖人)は、好奇心から一行に加わることに。この団体を率いる司馬(ビートたけし)は完全に宗教をビジネスとしか見ておらず、全てがインチキでしかないのだが、不思議と熱心な信者も多く、けっこう羽振りがよい。言うことを聞かない教祖を追い出した司馬は、教祖など誰でも良いと言い、カズオを新教祖に仕立てあげた。真面目なカズオは本物の教祖になろうとだんだんその気になっていく。
 ビートたけしの役は金儲けのためなら何でもやるという腹黒い人間なのだが、その主張には不思議と説得力があり、純粋で盲目的な信者(玉置浩二)よりよほどまともに見えるのが皮肉。規模が大きくなるにつれ、本気で宗教やってるある意味イっちゃってる人が増えていくのがおかしくもあり不気味でもあるのだが、その中で最も理性的なのが無神論者で拝金主義のビートたけしであり岸部一徳だったりするブラックさが好きだなァ。
 主演の萩原聖人も上手い。主体性があるんだかないんだか、何を考えているのかよくわからない青年役が見事にはまっている。

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posted by bambi at 01:37 | LOG #か-こ
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