2002年09月09日

A.I.(2001/アメリカ/監督:スティーブン・スピルバーグ)

 いまさらだけど、いまCSで流れているのでPPV(ペイ・パー・ビュー)初体験ってことで観てみました。でも視聴料1日400円は高いよ、ママン…。ビデオレンタルしたほうが安いっつーのはどうなんだか。
 単なる娯楽映画としては面白かった。でもこれは一応テーマ性のある映画で、その視点で見ると共感できなさすぎ。「ロボット(人工知能)の子どもを愛せるか」ってのは、はるか昔にすでに手塚治虫が天馬博士とアトムで答え出しちゃってるもんなぁ。ペットだってだんだん大きくなるのに、いつまでも成長しない子どもは愛せないでしょ(『パタリロ!』のプララはボディだけ成長させて知能を移し変えられていたが)。
 どーも、登場人物が揃いも揃ってエゴまるだしで、嫌悪感のほうが勝る。とくに本当の子どもが冷凍保存から蘇生したからって、ロボットのディヴィット(ハーレイ・ジョエル・オスメント)を連れ出して、「ロボット狩りに捕まらないように」と一見優しい言葉を残して置き去りにする母親は最低。捨てるなら捨てるで、自分の手で始末つけたれや。飼えなくなった犬や猫を野良にするのと変わらんもんなぁ。
 そこから、母親を愛するようプログラミングされているディヴィットの「母を訪ねて三千里」が始まるのだが、ディヴィットは結局母親の愛さえ得られればいいのかね。最も近くに「無償の愛」を惜しみなく捧げてくれるテディ(スーパー玩具)という存在がいるのに、それじゃプログラムに沿わないからダメなわけね。ま、本当の人間でも見返りを期待しない愛なんてなかなか会得できないもんだが、そういう「ぼくを愛して」光線が強すぎて、自分のそういう面に心当たりのある人はディヴィットを見てイヤーな気持ちになるのかもしれない(私も、ね)。
 しかし、テーマに共感できないというのは致命的だと思っていたが、「愛」についていろいろと考えさせられたという点では製作者の思惑に見事にはまってしまったのかも?

人気blogRanking ≪ひっそり参加中。よろしかったらclickしてって下さい。
posted by bambi at 22:37 | LOG #あ-お
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。