2002年02月25日

苺とチョコレート(1993/キューバ・メキシコ・スペイン合作/監督:ミゲル・メンドーサ)

 キューバ映画なんていう辛気臭いものを借りてきてみた。まるで少女小説のようなタイトルだが、深い意味があるらしい。
 恋人と別れたダビドがアイスクリーム店にいるところに、一人の青年が声をかけてきた。ディエゴと名乗るその青年は苺のアイスクリーム、ダビドが食べていたのはチョコレートのアイスクリーム。苺はゲイ、チョコレートは共産主義を現している(と、カバジャケに書いてあった気がする)。そう、ディエゴはゲイで、誘われるまま彼の部屋を訪れたダビドは、当初はゲイに対する不快感もあらわに、彼の好意をはねつけるが、しだいに音楽や文学に造詣が深い芸術家のディエゴに惹かれていくようになる。二人は真の友情で結ばれていくが、反革命的分子として世間から白い眼で見られているディエゴは、祖国からの亡命を余儀なくされる。ゲイであるディエゴとの一線を越えたくないためにずっと抱擁は拒否していたダビドだが、別れのときが近づき、二人は固く抱き合う。
 キューバという国の内情、共産主義の背景などにはまるきり詳しくないのだが充分面白かった。そういうのに詳しければなお楽しめたと思う。当初はたまにオカマ口調になるディエゴが正直キモかったりするのだが、彼の思想性や性格が見えてくるにつれ、ダビド同様だんだん彼のことが好きになってくる。その後の展開が気になる唐突な終わり方が気になったが、後味は爽やか。辛気臭いなんて書いてしまったが、なかなか見ごたえのある映画でした。

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posted by bambi at 13:37 | LOG #あ-お
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