2006年04月04日

§四谷怪談あれこれ

先日、コクーン歌舞伎 東海道四谷怪談[南番]を平場席で鑑賞。
常々、意表をついた仕掛けが話題の四谷怪談の舞台を観てみたいと思っていたが、お化け屋敷のような演出がとても楽しくて大満足。
観劇レポは別ブログに書いているので、興味がありましたら読んでみてください

そういうわけで、今までに観た四谷怪談映画について書いてみようかと。

東海道四谷怪談(1959/日本/監督:中川信夫)
お岩:若杉嘉津子/伊右衛門:天知茂
四谷怪談映画の最高傑作と名高い。けれんみたっぷりの演出がすばらしい。いま観ても怖いですぞ。
天知茂の伊右衛門は相当ハマリ役。晩年の明智小五郎よりこっちのほうがイイ!

忠臣蔵外伝 四谷怪談(1994/日本/監督:深作欣二)
お岩:高岡早紀/伊右衛門:佐藤浩市
あんまりおぼえてませーん。忠臣蔵と四谷怪談を融合させているあたりは原作に忠実なのかも。
高岡早紀のステキなおっぱいと、荻野目慶子の白塗り狂女はよくおぼえている。

嗤う伊右衛門(2003/日本/監督:蜷川幸雄)
お岩:小雪/伊右衛門:唐沢寿明
原作は京極夏彦。かなり大胆な解釈がほどこされ、お岩と伊右衛門の純然たるラブストーリーになっている。
お岩は最初から顔が爛れているが凛とした気高い女性で、誰も祟ったりはしないし、伊右衛門もけっこういいヤツ。
お岩は執念深くて、伊右衛門は鬼畜だと思っている人には新鮮なプロットかもしれない。
ただ、よく知られている四谷怪談は鶴屋南北の創作であり、於岩稲荷に伝わる史実はべつに怪談ではなかったりする。お岩は現在も続く田宮家を立て直した貞女で、別に化けて出るような壮絶な人生ではなかったらしい。
また四谷怪談の別バージョンには、お岩は幼いころ天然痘に罹ったためアバタだらけの顔だったというのもある。
京極夏彦はそこらへんの話をもとに書いたんじゃないかな?(原作は未読)

四谷怪談の考証については、マンガ家・永久保貴一の「検証・四谷怪談」が非常に詳しく、丁寧な調査がされているのでオススメである。マンガなので読みやすいよ。

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posted by bambi at 20:11 | Comment(0) | TrackBack(1) | * memo *
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