【ユーロスペース@渋谷】
聴覚障害を持ちながらも世界的パーカッショニストとして活躍するエヴリン・グレニーの姿を追ったドキュメンタリー。精力的に活動を続ける彼女の日々の生活に密着、彼女が身体全体で感じとるという音の世界を、映画を通して同じように体感することを目指して制作された画期的な音の映像詩。おそらくは絶対音感とリンクする能力なのだと思うが、世の中には音に色が見える(イメージ?)人がいるらしい。
そんな人たちは一体、どんな世界に住んでいるのだろう。
このドキュメントフィルムは、まさにそんな世界を少しだけ味わえる気がした。五感が研ぎ澄まされるような感覚をおぼえ、映像を聴き、音を観る。
打楽器のリズムと、この世にあふれる音が全身にしみこんでくる。心地よい時間だった。
エヴリン・グレニーが来日し、日本の音がクローズアップされるシークエンスは興味深い。
不協和音といえそうな街の喧騒と、古寺の静寂のコントラスト。
ふだんはたいして気にしてないけれど、私たちはありとあらゆる音に囲まれている。ふつうの人は快い音・不快な音を無意識に取捨選択して音の洪水をやりすごしているのかもしれない。もしかしたら、私たちの耳は世の中にあふれる音を半分も拾っていないのではないか。それは、常にオープンにしているつもりで、実は何も聴いてないに等しいのかも。
エヴリンのように、すべての音を拾いながらすごすことはしんどいけれど、日常への認識が変わる気がした。
エヴリンのみごとな即興演奏もたっぷり味わえ、打楽器の魅力に気づかされた。
音楽好き・音に興味のある人は必見。
評価:評価:★★★★☆

私も打楽器奏の端くれですけど、打楽器は多様性があってなかなか面白いですよ。
おすすめいただいてありがとうございました(・∀・)
今までに観たことのないタイプの映画で、世界観が広がった気がしました。
打楽器楽しそうですねー
ナマ演奏も聴いてみたいです。