2006年03月05日

彼のオートバイ、彼女の島(1986/日本/監督:大林宣彦)


橋本巧(竹内力)は、音楽大学に通うかたわら、プレスライダーのバイトをしている。ある日、先輩から妹・冬美(渡辺典子)との責任を取れと迫られ、心の整理をつけるため、信州にバイクで一人旅に出る。そんな彼の前に、不思議な透明感を漂わせるミーヨこと白石美代子(原田喜和子)が現れる。

バイク乗りのバイブルと言われる片岡義男の原作。映画も絶大な人気があるらしい。
私はバイクとも片岡義男とも無縁なのだが、原作の“彼女の島”とは、私にとっては“彼の島”であり、常々映画を観てみたいと思っていた。“彼女の島”こと、白石島(ミーヨの苗字はここから来てるんだね)は、穏やかな瀬戸内海に浮かぶ、風光明媚な小さな島である。
残念ながら、映画のロケで使われているのは別の島(尾道の向島)だったんだけれど。

若き日の竹内力、そして原田喜和子の初々しく弾けるような存在感がまぶしい。
原田喜和子のみずみずしいオールヌードには眼を奪われたが、なぜか竹内力もやたら脱いでいる。
リーゼントではない竹内力なんて初めて見た気がするが、ナイーブな青年像が意外とはまってるね。

雰囲気はなんていうか、とても80年代ぽい。なんとなくわたせせいぞうとか思い出してみたり。
軽やかでほろ苦い青春映画に仕上がっているが、セリフのこっ恥ずかしさは悶絶もの。

「これからどうするの?」 「風を探して、昼寝!」

うひょー、たまらん。風を探しますか。そうですか。

とにかく、この映画の真の主役はなんといってもバイクであろう。
私はバイク乗りではないけれど、“風と一体化する”感覚が伝わってきて、とても心地よい。
ツーリングを通して出会う男女、ヘルメットからなびく長い髪。多くのバイク乗りを生み出したという本作は、今観てもなかなか魅力的な秀作であった。

評価:★★★☆☆

“彼女の島”(白石島)について
彼のオートバイ、彼女の島
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原田貴和子 竹内力 渡辺典子

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posted by bambi at 21:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | LOG #か-こ
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