2004年06月17日

サークルS

 コメディユニット「ザ・プラン9」のコントライブビデオ。
 コントライブというか、ほとんど舞台演劇。ショートコントの連続という通常のコントライブと異なり、2時間弱という長編コントが間隙なく演じられる。5人の演技力と、二転三転するシナリオは下手な舞台演劇より見ごたえがある。笑いもきっちりおさえられており、そのうえちょっと泣けてしまうという素晴らしい舞台。5人という人数は、ショートコントでも長編コントでも全員を活かすのが難しい微妙な人数のような気がするのだが、ザ・プラン9の舞台はいつもみんなキャラが立ってるんだよねぇ。
 なお、コント中に出てくる大喜利バトルのルールは、バッファロー吾郎主催の「ダイナマイト関西」(大喜利王決定戦)式のため、こちらも見ておくとより楽しめるだろう。

人気blogRanking ≪ひっそり参加中。よろしかったらclickしてって下さい。
posted by bambi at 20:43 | LOG #さ-そ

2004年06月16日

小さな中国のお針子(2002/フランス/監督:ダイ・ジージエ)

 1970年代、文化大革命に揺れる中国では、知識層の若者が山奥に送り込まれ、農作業に従事させられる再教育が行われていた。共に親を医者に持つマオとルーも、毛沢東を崇拝する村人たちの暮らす山奥の小さな村に送られ、過酷な農作業をこなす日々を送ることとなる。その村で、唯一の仕立て屋の孫娘で「お針子」と呼ばれる美しい少女に出会い、たちまち恋に落ちる2人。禁止されている書物を盗み、文盲のお針子に読み聞かせるうちに、少女は自我に目覚め、閉ざされた村の暮らしに疑問を抱き、一人、村を去っていく。
 文革への批判というようなニュアンスは薄く、美しく壮大な中国山間部の自然を舞台に、あくまでも2人の青年とお針子(ドリカム状態!)の恋物語を描いた、詩的でノスタルジックな映画。お針子は美しく知識欲も旺盛で魅力的だが、意外と一筋縄ではいかないしたたかな少女で、一人でさっさと村を出ていってしまう強さを持っている。村を捨てたお針子のその後は描かれず、もしかしたら都会で堕落してしまったということも考えられるが、人生を変えてしまうような本(バルザック)と出会えたことはとても幸せなことではないだろうか。村人たちは善良で従順だが、近代文明から隔絶されたミニチュア社会主義国の村で何も知らずに暮らしていくのも、それはそれで平穏な人生だったかもしれず、どちらが最良の人生なのかはわからないが、同じく閉鎖的な田舎の暮らしが嫌で故郷を捨てた人間としては、お針子の選択を応援したいなぁ。
 マオ役の青年は、「山の郵便配達」でもみずみずしい演技が光っていた。

人気blogRanking ≪ひっそり参加中。よろしかったらclickしてって下さい。
posted by bambi at 21:09 | LOG #た-と

2004年06月08日

キス★キス★バン★バン(2000/イギリス/監督:スチュワート・サッグ)

 超一流の殺し屋・フィリックスは腕の衰えを感じ、引退を決意。新しく警備の仕事を始めたところ、息子のババを溺愛するあまり33年間1度も部屋から出さなかった男から、息子のお守りの依頼が舞い込む。生まれて初めて外の世界に連れ出され、さまざまな経験をするババ。しかし、フィリックスの引退を許さない殺し屋組織に命を狙われ、2人はロンドンの街を逃げ回る羽目に。
 大人になりきれない男が無垢な存在と心を交わすうちに、少しずつ成長し、やがて人生の喜びを知るというテーマはかなり古典的。しかし、血みどろの殺し合いというハードボイルドさと、33年間おもちゃに埋もれた部屋で暮らしていた男というありえないファンタジーの絶妙なバランスがいい感じ。また、登場人物が皆魅力的で、良い俳優ばかり起用していると思う。中でも、ババ役のクリス・ベン(ショーン・ベンの弟)は、心は子どものままで常にキリンのぬいぐるみを抱えている33歳という、現実的にはかなり気持ち悪い役をあざとさを感じさせることなく演じていて好印象。
 ポップなパッケージに惹かれて借りたのだけど、大満足。DVD買おうかな。

人気blogRanking ≪ひっそり参加中。よろしかったらclickしてって下さい。
posted by bambi at 01:55 | LOG #か-こ

2004年06月08日

プロペラを止めた、僕の声を聞くために。

 わけのわからないタイトルだが、最後まで見ると意味がわかる、千原兄弟渡辺鍾(ジャリズム)のコントライブビデオ。
 千原兄弟は東京進出後はパッとしないが、Jr.の発想力は、大喜利やコントで他の追随を許さなかったころの松本人志を彷彿とさせる。なぜいまいち売れないのか理解できないのだが、最近のバラエティ番組はメインMCが多勢のゲストをうまくさばいて廻していくというスタイルが多いので、アクの強い芸人がメインを張るのは敬遠されるのかもしれない(DTという先駆者がいるし)。千原兄弟の凄さを確認するには、ヨシモトファンダンゴTVで定期放映されている「チハラトーク」を見るべし。
 渡辺鍾はジャリズム解散後、放送作家となったが、このライブの後にジャリズム復活。今後の活動に期待したい。
 そんな千原兄弟と渡辺鍾の合作コントライブは、設定はシュールだがわかりやすく完成度の高い作品ばかりでハズレなし。個人的には、養護学校(施設?)が舞台と思われる「日本の夜明け」が良かった。施設で暮らす、ちと頭の弱い少年2人(靖史・渡辺)と、先生(Jr.)のシュールなやりとり。よくこんな題材を真正面から扱ったなぁと思うが、笑いとともに愛も感じられるところがスゴイ。
 Jr.のシュールな発想力と、渡辺鍾のどんなキャラでもなりきる憑依的演技力が融合し、異常に完成度の高い見ごたえのあるライブ(もちろんお兄ちゃんもがんばってます)。お笑いファンにはおすすめ。

人気blogRanking ≪ひっそり参加中。よろしかったらclickしてって下さい。
posted by bambi at 01:52 | LOG #は-ほ

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。