2002年11月30日

玩具修理者(2001/日本/監督:はくぶん)

 47分とはまた短いが、原作にはかなり忠実。だが全体的に薄暗く幻想的な映像のため原作の不気味度は薄れ、ファンタジー色が強くなっている。
 これが映像化されると聞いて、まず最も興味を惹かれるのは、赤ん坊でも猫でも玩具でも修理してしまう"ようぐそうとほうとふ"の容貌や、かなりグロテスクであろう修理シーンはどう描かれるのかという点だと思うのだが、はっきりいってそのシーンはCG処理で光ったりうすぼんやりしているだけで、何がなんだかわからない。幻想的効果は抜群だが、わしゃそれが見たかったちゅうねん。
 この映画の秀逸は、肝心の容貌はさっぱりよくわからないのだが、"ようぐそうとほうとふ"の声を美輪明宏がやっていることと、田中麗奈の少女時代を演じている子役が誰よりもウマイことでしょう。
 ところで、ウチに角川ホラー文庫版「玩具修理者」が2冊あるんだけど何故?

人気blogRanking ≪ひっそり参加中。よろしかったらclickしてって下さい。
posted by bambi at 23:46 | LOG #か-こ

2002年11月28日

アメリ(2001/フランス/監督:ジャン=ピエール・ジュネ)

 単純に面白い。しかしこれ観て、幸せになれる…かぁ? アメリに共感する女性が多いという評判も嘘だろって感じ。わたしゃとても共感なんてできないYO! 周囲の人を幸せにしようというのはいいが、やってることは家宅侵入に私文書偽造である(笑)。アメリのストレンジなキャラクターとおしゃれっぽい雰囲気のおかげで「ほほえましいイタズラ」扱いされているが、あぁいうのは軽犯罪って言うと思います(^^;)。だいたい、八百屋のオヤジに対する「イタズラ」は誰を幸せにしたのか? オヤジに虐げられている店員のためなんだろうけど、歯みがき粉と靴クリームに取り替えておいたところで二人の関係がどうなるわけでもなし、アホくさい嫌がらせはやめれー。お互い好意を抱きあっていたわけではない男女二人をくっつけるのも余計なお節介としか思えないんだけど。
 映像はきれいだし、キャラクター造形も脚本もうまい、面白い映画ではあるので、細部にいちいち突っ込むのは野暮かもしらんが、これを「癒し系映画」という評価は私には分からん。アメリの恋が実るハッピーエンドはほほえましいが、最後まで受動的なアメリたん。とても主人公が成長したとは言えないと思うね。

人気blogRanking ≪ひっそり参加中。よろしかったらclickしてって下さい。
posted by bambi at 01:41 | LOG #あ-お

2002年11月21日

CUBE(1997/カナダ/監督:ビンチェンゾ・ナタリ)

 大作と言われるハリポタにげんなりした後だけに、低予算で第一級のエンタテイメント性をもつこの映画にはシビレた。巨大な立方体の内部、細かく仕切られたいくつもの立方体の部屋という舞台同様、無駄なものを削ぎ落としたシンプルかつ不条理な展開に目が離せない。閉塞した空間で、次第にエゴをむき出しにしていくグロテスクな人間像には純粋に恐怖を感じる。ラストが少々哲学的というか精神的なのが惜しい。徹底的に無機質でシステマチックな雰囲気を通したほうが良かったように思う。
 どうでもいいけど、巨大な立方体というとついスタートレックのボーグキューブ(敵対種族の宇宙艦)を連想してしまうなぁ。あまりに整然としていて効率的なモノに対し、人間は本質的に恐怖を覚えるのだろうか。

人気blogRanking ≪ひっそり参加中。よろしかったらclickしてって下さい。
posted by bambi at 23:58 | LOG #か-こ

2002年11月18日

ハリー・ポッターと賢者の石(2001/イギリス=アメリカ/監督:クリス・コロンバス)

 残念ながら、私は「ハリポタの面白さがわからない人」であった(;´д`)。そもそも魔法だのドラゴンだのユニコーンだのが跋扈するファンタジーというやつが嫌いなので、ほとんど期待も何もしていなかったのだが。もちろん原作も読んでいない。多分一生読まない。
 当初はナゼか「魔法学校のオチコボレ生徒が冒険を通じて才能を開花させ、みごとに事件を解決」的なありがちストーリーを想像していたので、ハリー君の「最初からエリート」「どこへ行っても特別扱い」「あからさまなエコヒイキ」といった設定にはちょっと意表を突かれた(悪い意味で)。本来は子どもにあぁいう扱いはいかがなものかと思う。意味もなく全能感を持っている子どもに対して、「あなたは特別」「偉大な魔法使いになる」なんてちやほやしてたら増長しまくりで、鼻持ちならないガキになるに決まってるじゃん。加えて、聡明な少年という設定のわりには、両親が立派な魔法使いだったからって何の疑問もなく魔法使いを目指すとは、自我っつぅもんはないのか。子ども時代の私でも、こんな主役に感情移入しないよ(;´д`)
 肝心のストーリーは、単純なわりには各エピソードの繋がりが悪く冗長。「展開が早すぎて原作読んでない人にはわからないかも」という批評も読んだが、私はむしろだらだらした展開に途中で飽きてきた。展開が早いというより、単にエピソードがぶつ切れなのだと思うが…。でもキャスティングとCGは良いね。主役のガキ3人もカワイイし、先生たちも味がある。CGは夜の魔法学校や森など雰囲気があってとても良かった。これでもうちょっとエキサイティングなストーリーだったら良かったんだけどね〜。はっきりいって、ハラハラドキドキ感皆無の散漫なシナリオでした。

人気blogRanking ≪ひっそり参加中。よろしかったらclickしてって下さい。
posted by bambi at 00:16 | LOG #は-ほ

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。