(02/03/31) マグノリア(1999/アメリカ/監督:ポール・トーマス・アンダーソン)
(02/03/31) ギフト(2000/アメリカ/監督:サム・ライミ)
(02/03/28) ハピネス(1998/アメリカ/監督:トッド・ソロンズ)
(02/03/28) 髪結いの亭主(1990/フランス/監督:パトリス・ルコント)
(02/03/28) 奇蹟の輝き(1998/アメリカ/監督:ビンセント・ウォード)
(02/03/22) 青いパパイヤの香り(1993/フランス=ベトナム/監督:トラン・アン・ユン)
(02/03/22) スナッチ(2000/イギリス=アメリカ/監督:ガイ・リッチー)
(02/03/19) ラン・ローラ・ラン(1998/ドイツ/監督:トム・ティクヴァ)
(02/03/18) ギャラクシー・クエスト(1999/アメリカ/監督:ディーン・パリソット)
(02/03/18) グリーン・ディスティニー(2000/アメリカ=中国/監督:アン・リー)
(02/03/17) ロック、ストック&フォー・ストールン・フーヴス(2000/イギリス/監督:ガイ・リッチー)
(02/03/17) ピンク・フラミンゴ(1972/アメリカ/監督:ジョン・ウォーターズ)
(02/03/17) 初恋のきた道(2000/アメリカ=中国/監督:チャン・イーモウ)
(02/03/14) コヨーテ・アグリー(2000年/アメリカ/監督:デビッド・マクナリー)
(02/03/13) ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年/イギリス/監督:ガイ・リッチー)
(02/03/11) 人間椅子(1997/日本/監督:水谷俊之)
(02/03/11) フリークス 神の子ら(1932年/アメリカ/監督・トッド・ブラウニング)
(02/03/05) 天使が隣で眠る夜(1994/フランス/監督:ジャック・オーディアール)
(02/03/03) ダンジョン&ドラゴン(2000/アメリカ/監督:コートニー・ソロモン)

2002年03月31日

マグノリア(1999/アメリカ/監督:ポール・トーマス・アンダーソン)

 微妙に繋がりを持つ10数人もの登場人物たちがそれぞれ経験する、「誰かを許す」というエピソードが同時進行でパラレル的に展開していく。3時間もの大作で(ビデオだと2本)ダレるかと思いきや、それぞれの「人生の岐路」的な一日を丹念に追った脚本に飽きなかった。しかし、これらの個々のエピソードが交錯してきてクライマックスを迎えるのならこれはすごい映画だと思っていたのに、ほとんどクロスすることなく終わってしまったのには思わずポカーン。全体的に、これはこのあいだ観た「ハピネス」と同じスタイルの映画なのだが、あちらのほうがまとまっていて、言いたいこともよく伝わってきたと思う。
 しかし、それぞれがバラバラに経験するとはいえ、クライマックスのとある仕掛けにはびっくりしてこれまたポカーン。えらいもん降らすなぁ。こんなの反則すれすれだと思うのだが(笑)、個人的にはこれだけでも3時間観た甲斐があった。
 数多い登場人物の中でも、「イチモツを敬え!」がキャッチフレーズの、カリスマSEX伝道師を演じるトム・クルーズがいい味出してます。

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posted by bambi at 01:27 | LOG #ま-も

2002年03月31日

ギフト(2000/アメリカ/監督:サム・ライミ)

 えーと、タイトルは「天から贈られた(能力)」という意味でいいのかな。
 夫を亡くし、3人の子どもと暮らしているアニー(ケイト・ブランシェット)は、不思議な能力を持ち、カードを読んで人の未来や運命を占うことで生計を立てている。相談者の一人で、たびたび夫(キアヌ・リーブス)から暴力を受けているヴァレリーには、夫と別れるよう忠告していたため、その夫から逆恨みされ執拗な嫌がらせを受けるはめに。そんなとき長男の学校の教師ウェインの婚約者が失踪し、行方を占うことになったアニーが見たものは、水中を漂う女性の死体だった。死体はヴァレリーの夫・ドリーが所有している土地の池から見つかる。果たして彼女を殺した真犯人は…?
 サム・ライミ監督といえば「死霊のはらわた」であるが、ホラー映画は好きではない私は未見。それよりも、田舎が舞台で超常現象がテーマ、ホラー風味だがさほど怖くないというあたり、同監督のTVドラマ「アメリカン・ゴシック」を思い出すなぁ。でも、この映画はホラーというより殺人事件が軸になっていてどっちかというとサスペンス味が強い。犯人探しも、疑わしい人がけっこういてなかなかサスペンスフルだが、あっさり一番怪しいヤツが犯人だったのはちょっと拍子抜け。
 超能力を持ちつつも、ちょっと生活に疲れた風の主婦を演じているケイト・ブランシェットは雰囲気があって良い。躊躇なく女を殴る鬼畜男には、キアヌではちょっとはまらない気も。
 なお、調べてみたら「ギフト」とは超能力そのものを指した単語のようである。そうだったのかぁ。

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posted by bambi at 01:24 | LOG #か-こ

2002年03月28日

ハピネス(1998/アメリカ/監督:トッド・ソロンズ)

 私がビデオをレンタルするときの選択基準は、ほとんどタイトルとカバジャケによるところが大きく、前評判は知らない映画が多いのだが、これほど当初抱いていたイメージと違った作品は初めてだ。こんなにブラックで下ネタ満載の映画だったとは……。
 タイトルとは裏腹に、不幸な人たちによる不幸なエピソードのオンパレード。中心となる3人姉妹のうち、長女は家族に恵まれ、幸せな家庭を築いていたはずが、実は夫は小児性愛者で長男のクラスメイトの少年をレイプしてしまうような変態。次女は美貌の流行作家だが、才能がないことに苦悩している。そして三女のジョイは、冴えない彼氏に別れを告げると罵倒されたあげくあてつけ自殺されてしまうわ、セックスと金がめあての男にだまされるわと男運がないうえに、趣味でやっている作曲も見込みなさげ。次女のアパートの隣の部屋に住むオタク系デブ男は、隣の美女を犯すことを夢想しているが、声をかけることもかなわず、変態電話でオナニーしつつ欲望を晴らす毎日。そのデブ男に密かに思いを寄せるこれまたおデブな女は、自分をレイプした男を殺してしまい、バラバラにして冷凍庫に保存している。
 どこかネジの一本抜けたダメ人間たちの幸せさがしがおかしくてやるせない。次々と容赦なく降りかかる不幸にも、なんとか折り合いをつけてやっていかなければならないのが人生ってもんだ。
 この映画、妙に長いと思ったら2時間15分もあるのだが、不幸な登場人物たちが微妙にクロスしていく脚本と、ブラックな笑いを誘う会話や描写に、最後まで飽きなかった。とくにおかしいのは、「クラスで僕だけまだイッたことがないんだ」と性に悩む息子の相談にやけに真剣に答える、隠れショタコン親父の会話。少年レイプが露見した後の親子の会話はブラックで哀しくて、でも笑ってしまう。
 「ハピネスなぜ遠い? 私から」、エンディングの歌詞にしみじみと聞き入ってしまいました。

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posted by bambi at 02:45 | LOG #は-ほ

2002年03月28日

髪結いの亭主(1990/フランス/監督:パトリス・ルコント)

 男の理想・妄想をそのまま映像化したような、美しくエロティックな映画。少年のころ、憧れの女性理髪師に髪を切ってもらいながら性のめざめを体験したアントワーヌは、大人になったら髪結いの亭主になりたいと願う。そして、中年となったアントワーヌは、若く美しい理髪師マチルドと結婚。理想の女を一日中眺めながら暮らすという夢にまで見た幸せな生活を送る。
 甘く刹那的な結婚生活を送る場所はマチルドの理髪店で、さまざまな客が来ることは来るのだが、そこは完全に閉じられた二人の小宇宙である。客は単なる理想の妻のオプションであり、洗髪する妻に欲情すれば客におかまいなしで愛し合う。よく考えたら、これは良く出来たイメクラ映画なのでは?

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posted by bambi at 02:44 | LOG #か-こ

2002年03月28日

奇蹟の輝き(1998/アメリカ/監督:ビンセント・ウォード)

 不慮の事故で命を落とし、天国へたどりついたクリス(ロビン・ウィリアムズ)。一方、4年前に二人の子どもに先立たれ、今また夫まで亡くしてしまった妻のアニーは自殺を図り、その魂は天国へ行くことができず、地獄に落ちてしまう。それを知ったクリスは愛する妻をあきらめきれず、地獄から救い出そうとする。
 ほかのビデオの冒頭で流れた予告編を見て、マジで天国と地獄が出てくる描写に「これはもしや金のかかったおバカ映画なのではないか」と期待して借りてみた。そうでなきゃこんなクサそうなテーマの映画は私の趣味じゃないのである。ロビン・ウィリアムズも嫌いだし。
 感想は…うーん、おバカ映画というにはちょっとマトモすぎるかな。がんばってCGで天国と地獄を描いたなぁ、くらいの感じ。家族愛、夫婦の絆がテーマのストーリーはクサすぎてぜんぜん入り込めず、冗長で退屈。印象派の絵画のような天国のSFX映像と、二人が生まれ変わってまた出会うラストはちょっといいなぁと思ったが、キリスト教にはリインカーネーションの概念って存在しないのでは?

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posted by bambi at 02:43 | LOG #か-こ

2002年03月22日

青いパパイヤの香り(1993/フランス=ベトナム/監督:トラン・アン・ユン)

 ベトナムを舞台にした映画というと戦争ものしか思い浮かばないが、これは1950年代、フランス統治下のサイゴン。10歳の少女がある家に使用人として雇われる。少女の目を通して家族の悲哀や喜び、少女の初恋や成長が描かれた静かで美しい映画。
 なんともみずみずしい映像が美しすぎる。これは我が家の14インチテレビなんかで観るのはもったいないなぁ。美しい箱庭的なセット、どこかノスタルジックなサイゴンの市井の風景からアジアの夏特有の湿度まで伝わってきて、ゆったりと流れる時間が心地よい。そして極端にセリフが少ないのも特徴。後半なんか無声映画かと思うくらいセリフのないシーンが続き、映像のみで淡々と進んでいくのだが、ストーリーもこれといって波瀾万丈な展開があるわけではないので、その雰囲気を堪能するには充分すぎるくらいだ。
 出てくる料理も美味しそうだし、ベトナムっていいところだなぁと思わせられました。

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posted by bambi at 02:34 | LOG #あ-お

2002年03月22日

スナッチ(2000/イギリス=アメリカ/監督:ガイ・リッチー)

 ブラット・ピット(と、何でも飲み込む犬)主演。「ロック・ストック〜」から継承された、入り組んだ人間関係、スピーディな展開には相変わらず釘付けになる。説明するのも嫌になる込み入ったストーリーなのに、ワケわからんということにならない脚本には毎回感心するなぁ。まさにストーリー・テリングと呼ぶにふさわしい監督だ。
 しかし、同傾向の作品を3本立て続けに観てしまったので、さすがにしばらくこの監督作品はいいかも。次もやっぱりロック・ストック風味なのだろうか? このシリーズ特有の爽快感は捨て難いが、違う傾向の脚本も書いてみてほしいもんである。

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posted by bambi at 02:33 | LOG #さ-そ

2002年03月19日

ラン・ローラ・ラン(1998/ドイツ/監督:トム・ティクヴァ)

 ベルリンの壁崩壊後の街並みを、赤毛の少女が走って走って走りまくる、ライブ感あふれる映画。
 アヤシゲな仕事をしているローラの恋人・マニはボスから預かった10万マルクもの大金を、地下鉄の車内に置き忘れてしまう。「あと20分で金を用意しなければ、ボスに殺される!」、恋人のピンチを救うため、なんとか20分で10万マルクを手に入れようとローラは走り出す。だがほんの少しの差で間に合わず、「こんなはずじゃなかった!」という結末を迎え……はしないのがこの映画の醍醐味。人生の中で、「あのときあぁしていたら……」と思うことはよくあるが、ほんのちょっとした時間差や別の選択肢で、すれ違う人々や自分を待つ運命に大きな変化をもたらす可能性に改めて気付かされる。それでも、やりなおしがきかないのが人生というものであるが、この映画はそんなちょっとしたアイデアをアニメやスローモーション、コマ落としなどを駆使した映像で楽しませてくれる。
 赤毛をなびかせひた走る姿が印象的なローラだが、どうもこの子は可愛いんだか可愛くないんだか微妙な顔立ちだ。アップになるとえらいオバさんに見えたりもするのであった。
 書いてて思い出したけど、昔、清水美砂と工藤静香主演の「ラストクリスマス」(原作:藤子不二雄)という似たような趣向の映画があったなぁ。

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posted by bambi at 00:42 | LOG #ら-ろ

2002年03月18日

ギャラクシー・クエスト(1999/アメリカ/監督:ディーン・パリソット)

 何度か王様に薦められていたのだが、そのたびにタイトルを忘れて見逃してました。空き容量の少ない頭になんとかタイトルを叩き込み、やっと借りてきた次第。
 冒頭、チープすぎるセットのSFドラマが流れ、「何だこりゃ」と思ったのもつかの間、それは20年前に放映されて以来、根強い人気を誇るTVSFドラマ「ギャラクシー・クエスト」のコンベンション会場で流れた「幻の第92話」の映像なのだった。人気TVSFドラマ、熱いファン大会(コンベンション)といえば、分かる人にはすぐ分かる、これは「スター・トレック」のパロディである。キャラ設定から察するに、ファンの間ではTOSと呼ばれる元祖スタトレ(邦題:宇宙大作戦)のクルーをパロったものであろう。単なるパロディ映画かと思いきや、コスプレイヤーで埋め尽くされた会場に本物の宇宙人(サーミアン人)が混じっており、自分たちの窮状をギャラクエの艦長演じるネズミスに救って欲しいと訴え、当初は何かのイベントスタッフと勘違いして適当にあしらうネズミスだったが、本当に宇宙に連れていかれ、本物の宇宙人同士の戦争に巻き込まれることになるというハチャメチャな展開に思わず手に汗握ってしまった(笑)。いやー、これは面白い。スタトレを知らなくても充分楽しめることうけあい。
 ギャラクエの役者たちは、ドラマのイメージが固定しすぎて他にこれといった役が来なくなり、未だに各地でファン大会が行われているギャラクエという過去の遺産にうんざりしつつも、そのおかげで何とか糊をしのいでいるような現状なのだが、ふと、これをスタトレのウイリアム・シャトナーやレナード・ニモイが観たらどう思うんだろうなぁ、などと思ってしまうのはスタトレファンだけでよろしい。宇宙を舞台に繰り広げられる異星人との戦闘シーンはかなり本格的なSFXだし、ギャラクエを「歴史的ドキュメンタリー」だと思い込んで、その技術をそっくり真似している心優しいサーミアン人たちのキャラも良い。パロディ映画のくせに良くできすぎているぞ(笑)。しかもラストは意外と泣けるんだよね、これが。
 それにしても、シガニー・ウィーバーってけっこういい歳なんでは? ギャラクエクルーの紅一点を演じているのだが、これがなかなか可愛くてビックリしました。

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posted by bambi at 10:34 | LOG #か-こ

2002年03月18日

グリーン・ディスティニー(2000/アメリカ=中国/監督:アン・リー)

 「初恋のきた道」で可憐な少女を演じたチャン・ツィイーが暴れまくるファンタジー・アクション・ラブストーリー(何のこっちゃ)。
 二組の悲恋のカップルが、伝説の秘剣・碧銘剣(グリーン・ディスティニー)をめぐって数奇な運命に巻き込まれていく…って、イェン(チャン・ツィイー)とローの恋物語には、碧銘剣は何の関係もないんだよなぁ。どうも、せっかくの魅力的なアイテム(碧銘剣)がなんだかあんまり活かされていないのであった。これは邦題が悪いのかも(原題は『臥虎藏龍』。これも良く分からんが、少なくとも剣が主役でないことは分かる)。
 ストーリーは壮大ではあるのだが、いろいろ詰め込みすぎている感じ。それでも全体的にうまくまとまっており、飽きさせはしないのだが、話があちこち飛びすぎて大筋は何だったのか消化不良感も残る。碧眼狐(イェンの師匠)が高名な武道家を殺したというエピソードも良く分からないし、私が覚えているかぎり、イェンが執着している櫛についての説明が皆無だったような。ラストもはっきりいって意味不明。
 見どころの一つであるワイヤーアクションはとにかくやりすぎ(笑)。重力を無視して空飛びまくっているこの人たちは本当に人間なのか? 武道家というより忍者にしか見えん。
 けっこう好き嫌い別れる映画のように思うので、はまる人ははまるであろう。個人的には、面白かったけどもうちょっとスッキリさせてくれ…といったところ。

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posted by bambi at 10:31 | LOG #か-こ

2002年03月17日

ロック、ストック&フォー・ストールン・フーヴス(2000/イギリス/監督:ガイ・リッチー)

 「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」が面白かったんならこれも観ろ、と王様にススメられました。前作「ロック・ストック〜」がTV用にリメイクされ、そのパイロット版らしい。キャストもストーリーも一新されているが、凝った脚本とジェットコースター的な予測不可能の展開は変わらず。でも個人的にはやっぱり前作のインパクトには及ばなかったかな。しかし今回も、勘違いと偶然の積み重ねで一筋縄ではいかない悪党軍団が右往左往するさまはホントに爽快で楽しい。TV版の第一話ってことは、同じテイストのストーリーがまだまだあるってこと? こうなりゃ全部観たいもんだ。
 前作を観たブラッド・ピットが出演を熱望したという同監督の「スナッチ」も早く観なければ。

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posted by bambi at 03:53 | LOG #ら-ろ

2002年03月17日

ピンク・フラミンゴ(1972/アメリカ/監督:ジョン・ウォーターズ)

 世界一俗悪卑劣な女として有名なディバインとその家族は、ボルチモア郊外のトレーラーハウスにひっそり暮らしていた。そんなディバインの評判をねたみ、お下劣犯罪者夫婦のコニーとレイモンドが「世界一卑劣」の座を奪うべく宣戦布告。お下劣戦争の火ぶたが切って落とされる。
 品性のかけらもない、強烈な悪趣味カルト映画。150キロの巨体に、モヒカン頭ですごいメークのディバイン(ホントは男)をはじめ、セックスするときは女の身体との間にニワトリをはさんで引きちぎるのが好きなバカ息子、そのチキンセックスを覗き見るのが趣味のディバインの友人・コットン、常にベビーサークルの中にいて卵ばかり食べている頭の弱い母親など、登場人物もみなキョーレツ。ディバイン一派にライバル心を燃やすマーブル夫妻も、女性をさらってきては地下室に閉じ込め、使用人に強姦させて妊娠させ、産まれた赤ん坊をレズビアンカップルに売りつけるというえげつない商売をやっており、非の打ちどころのない変態夫婦。
 観る者に何ひとつもたらさないバカ映画であるが、R-18指定のビデオではボカシが多いため、いまいちよくわからないシーンもあるのが残念だ(残念なのかよ!)。無修正版も観てみたい気もするが、気分悪くなるだろうなぁ。修正版でさえ、何か食べながらの鑑賞はおすすめできない。
 ここまで俗悪シーン満載だと、もうどうなとなれという気になるが、ラストの「これは真実です」というナレーションに続く、映画史上類を見ないえげつないシーンには度肝を抜かれた。い、犬の糞を…(;´д`)(自主規制)
 こんなのを「初恋のきた道」と同時に観てしまった私。映画ってホント、すばらしいですね(;´д`)

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2002年03月17日

初恋のきた道(2000/アメリカ=中国/監督:チャン・イーモウ)

 あー、やっと観れました。「新ウンナンの気分は上々。」のフリートークにて、ウンナンがベタ褒め&号泣したというので、映画好きのウッチャンがそこまで言うならば……と気になってすごく観たかった映画。
 都会からやってきた若い教師にひとめぼれした18歳のディ(チャン・ツィイー)。切ない思いを料理に込め、純粋に寄せる恋心はやがて青年にも届くが、文化大革命の起こる前の時代背景を受け、思想上の問題から街へ連れ戻されてしまった青年教師。少女は街へと続く道で青年の戻る日を待ち続ける。
 この後40年連れ添った二人だったが、夫が死に、都会で働く息子が戻ってくる現代から物語は始まる。愛する人を亡くしてしまったディの心情を反映してか、現代のシーンはすべてモノクロ。二人が出会った過去の回帰シーンになるとカラーになり、切ない初恋物語がより鮮やかに観る者の心に染み入る。
 この映画、ネットで検索しても絶賛の嵐なのだが、私は期待したほどのめり込めなかった……。泣くこともなかったしね。ひたむきに青年を思うチャン・ツィイーが愛らしく、ストーリーもシンプルで分かりやすいのだが、よく考えたらこれはひとえに少女がチャン・ツィイーだから成り立つ物語なんだよなぁ。好きな人の行く先を待ち伏せたり、毎日学校へ行き彼の様子を窺ったり、チャン・ツィイーなら「なんていじらしい」で済むが、これが森三中の大島美幸だと浜ちゃんにどつきまわされるのだから(『ガキの使いやあらへんで!!』)、美人は得だ。
 最後に、少々気になったこと。青年がディの家でごちそうになっても、ディが髪留めをプレゼントされてもこれといって何も言わない二人。中国人って、「ありがとう」とか「ごちそうさま」って言わないのか? あと、この少女、ずーーっと同じ服着てるんですけど……。

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posted by bambi at 03:49 | LOG #は-ほ

2002年03月14日

コヨーテ・アグリー(2000年/アメリカ/監督:デビッド・マクナリー)

 ソングライターを夢見て、父親の反対を押し切りニューヨークへやってきたヴァイオレット。しかし、なかなか曲を聴いてもらうことすらできず、現実の厳しさに直面する。お金に困ったヴァイオレットは、バー「コヨーテ・アグリー」で雇ってもらおうとするが、そこで目にしたものは、女性バーテンダーがバーカウンターをステージに過激なダンスパフォーマンスを繰り広げ、超満員の客を熱狂させている姿だった。
 うーん、まぁ面白いことは面白いんだけど…。ストーリー自体はよくあるサクセスもので、なんのヒネリもない。びっくりするほど予定調和。まさにアメリカ映画そのものなんだけど、あまりにも主人公に都合の良い展開に、ハッピーな人はよりハッピーになるだろうが、そうでもない派はシラけるだけだ。
 見どころはやっぱり、コヨーテと呼ばれるセクシーダイナマイトお姉ちゃんたちのフェロモン爆発パフォーマンスでしょう。というか、この映画はそれがすべてかも。日本では考えられないノリのバカ騒ぎのシーンは本当に楽しいのだが、この店は一体何のために出てきたのであろう。これといって主人公に何の影響も与えていないように思うのだが、単なるサービスショットか?
 ヴァイオレット役のパイパー・ペラーボはこれがデビュー作のようである。名前は変だが、個人的に好みの顔立ち。関係ないけど、ヴァイオレットがいろんな音楽プロダクションにデモテープを持ち込み、まったく取り合ってもらえない姿は、華原朋美の全米デビューへの道@電波少年を見ているようでした。

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2002年03月13日

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年/イギリス/監督:ガイ・リッチー)

 こんなタイトル覚えられんわ! ……が、ぶっ飛んだ内容がスカッとするクライムムービー。不良仲間の4人が、ギャング団とのカード賭博でこさえた50万ポンドの借金のため、隣の部屋の強盗団の計画を盗み聞き。そいつらが強奪した大量の大麻と金を横取りしたはいいが、思いもよらない勘違いと偶然が重なり、別のギャング団や強盗団を巻き込んで大騒動に展開していく。いやぁ、面白い面白い。練りに練られた脚本とテンポの良い演出、予想のつかない展開にぐいぐい引き込まれた。結局、得をしたのは誰で、損をしたのは誰だったのか、狐につままれたようなパラレル的なストーリーを、カッコイイ音楽(ブリティッシュロックというのだろうか。私は音楽はまるで聴かないのでよく分からぬ)とセリフでさらにコミカルにナンセンスに仕上げている。ギャングがたくさん出てくるため、人がバタバタ死ぬが、そこに至る展開がおかしくて死体の山にも笑ってしまう。
 この監督は、ミュージックビデオやコマーシャルフィルムの出身らしいが、なるほどそれっぽいセンスが凝縮されているのであった。

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posted by bambi at 00:55 | LOG #ら-ろ

2002年03月11日

人間椅子(1997/日本/監督:水谷俊之)

 清水美砂主演。椅子に入り込み、それに座った女たちの感触のトリコになったという変態男から原稿が送られてくるくだりは原作どおりなのだが、なぜかその男にすっかりイカレてしまい、「私はもう日向の世界に興味がありません。触覚の世界で生きてゆきたい」とのたまう後半は「盲獣」入ってます。病的な潔癖症だったはずの女がだんだんと触覚の快楽に溺れ、生きた鯉に平気でキスするシーンは気持ち悪いとしか言いようがない。
 エロ度は原作に負けているが、ラストのオチにいたる伏線の張り方はなかなかうまい。このシークエンスは、ちょっと「陰獣」を思い出した。

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2002年03月11日

フリークス 神の子ら(1932年/アメリカ/監督・トッド・ブラウニング)

 本物のフリークス大挙出演。1時間で当時のあらゆるタイプのフリークス界のスターを見ることができるお得なカルト映画。ストーリーなどどうでも良いのだが一応。さまざまなフリークスを集めた見世物を売りにしているサーカス団。ミゼットのハンスには同じ奇形のフリーダーという恋人がいたが、空中ブランコの花形である美しいクレオパトラに恋をする。表面上は気のあるそぶりを見せ、健常者の仲間とハンスの道化ぶりを笑い者にしていたクレオパトラだったが、ハンスに莫大な遺産があることを知り、彼と結婚して遺産の乗っ取りをたくらむ。結婚式の祝いの席でハンスに毒を盛り、その後も介抱するふりをして毒を飲ませ続けるが、そんな妻のたくらみに気付いていたハンスは、ある嵐の晩、フリークスの仲間たちとともにクレオパトラに壮絶な制裁を加え、復讐を遂げる。
 とにかく本物のフリークスの迫力が素晴らしく、一度観て損はない。以前ミゼットプロレスについて調べていたときに知ったのだが、この映画のハンスやその恋人のフリーダーのように、身体全体が小さく子どものような顔立ちをしている者をミゼットと呼ぶのが正しく、ミゼットプロレスラーによくいるタイプの、顔立ちと身体のサイズのバランスが崩れている者はドワーフと呼ぶそうである。ちなみにこの映画では恋人役のミゼット二人は、実の兄妹らしい。ミゼットの遺伝子恐るべし。その他、私が子どものころ話題になった腰から下がなく両腕のみで移動するケニー君(スケボーに乗っていた)よりもさらに身体の面積が少ない(胸の下あたりから無い)ジョニー・エクや、乱歩の「芋虫」そのまんま両腕両足がない完璧アンピュティの胴体男、ピンヘッド(小頭症)3人娘(たぶん女だと思うのだが…)、髭女、両腕のない鳥女、フリークス界のアイドルと呼ぶにふさわしい腰の部分で癒着したシャム双生児のヒルトン姉妹(とても可愛い)など、次々に登場するフリークスの圧倒的な存在感には、異形の者に対する嫌悪感を通り越し、人体の驚異と可能性に呆然とさせられる。口だけでマッチ箱からマッチを取り出して火をつけタバコを吸う胴体男や、足で器用に食事をしたりグラスを口に運ぶ鳥女のパフォーマンスには一種の感動すら覚える。また、妹が求愛されキスをすると、同じく姉も幸せそうな表情になるシャム双生児のシーンも印象的。ちなみにこのヒルトン姉妹や胴体男プリンス・ランディアンは、実際にそれぞれ結婚していたこともあるらしいが、一体どんなセックスしてたんでしょうね?
 こんなフリークスどもが、手に手に凶器を持ってクレオパトラを追いかけてくる嵐のシーンは、下手なホラー映画よりずっと恐ろしい。全ての健常者は観るべき映画であろう。

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posted by bambi at 00:21 | LOG #は-ほ

2002年03月05日

天使が隣で眠る夜(1994/フランス/監督:ジャック・オーディアール)

 人生に疲れを感じはじめた初老のセールスマン・シモンは、若い刑事ミッキーと親しくなるが、ある組織のボスを追っていたミッキーは何者かに銃で撃たれ植物人間になってしまう。警察の捜査にしびれを切らしたシモンは単独で犯人を捜し出そうとする。ミッキーを撃った二人組は、稼いだ金もすぐに賭博でスッてしまうマルクスと、彼に何を言われても何をされても彼と離れようとしないジョニー。典型的な「ダメ男とそれに貢ぐバカな女」といったカップルだが、これが男同士なところがフランス映画? そう、この映画は、妻も仕事もなげうってミッキーを撃った犯人を執拗に捜すシモンといい(何故そこまで?)、そこはかとないゲイテイストがあふれているのだが、エグいカラミなどは出てこないのでそちら方面がダメな人(私だ)も安心。
 前半、時間と空間の切り換わりが分かりづらくてストーリーを追うのに苦労したが、それが交差してくる後半は、だんだんとお互いになくてはならない存在になっていくジョニーとマルクスの描写に引き込まれていった。なんといっても、小犬のようにマルクスを慕う、少し頭の弱い青年・ジョニーを演じるマチュー・カソヴィッツのピュアな演技が心を打つ。この人は最近役者より監督業に力を入れているようである(『アメリ』に出ているけど)。非常にいい役者だと思うのだが、もったいないなぁ。

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posted by bambi at 01:17 | LOG #た-と

2002年03月03日

ダンジョン&ドラゴン(2000/アメリカ/監督:コートニー・ソロモン)

 TRPGの元祖を映画化。これだけでかなり無茶してそうな気配がひしひしと・・・。
 手っ取り早く言って、スターウォーズ+インディ・ジョーンズのファンタジー版。魔法とドラゴンと、ドラゴンを操る杖をめぐる物語。ドラゴンはわんさか出てくるが、タイトルの「ダンジョン」はほとんど出てこないのが難。国を支配しようとする悪の宰相と闘いながらドラゴンを操る杖を捜すパーティは、シーフ+エルフ+ドワーフ+魔法使い(見習い)といったところ。
 ラストのドラゴン大空中戦はそれなりに見ごたえがあるが、その他のCGシーンはいかにもな感じで、いまひとつ実写とのバランスが悪い。登場人物にことごとく魅力が感じられないのも致命的。主人公のシーフ(コソ泥)と冒険をともにする魔法使いの見習いがいちおうヒロインなのだと思うが、まったく可愛くないです。キャスティングをもっと練れば良かったのに。
 ストーリーや世界観は、RPGファンにはありきたりなものに感じられてしまうが、そもそもこの原作が後のRPGの元祖ということであれば納得がいく。そういうわけで、RPGにはおなじみの設定やアイテム(魔法の杖・勇者の剣etc.)のルーツ的な見方をすると楽しめるかもしれない。RPGのキャラが勝手に人んちのタンスや机をあさるのは、この物語の主人公がコソ泥だから?

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posted by bambi at 00:40 | LOG #た-と

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